タイトル
時間割コード: PB23005 日本語シラバス
オペレーションズ・マネジメント特論[Study on Operations and Supply Chain Management]
 
担当教員
松井 美樹[MATSUI YOSHIKI]
開講学部等 国際社会科学府 対象年次 1〜2 単位数 2 使用言語 英語
開講時期 秋学期 開講曜限   クラス オペレーションズ・マネジメント
特記事項  
ナンバリングコード
授業の目的  
わが国の製造企業は、安定的な経済成長を前提として、高品質、低費用の製品を計画通り製造できる生産方式ないし生産管理Systemsを確立することにより、国際競争力を高めてきた。諸外国企業もこの日本的生産方式に大きな関心を寄せ、その導入を積極的に推進してきた。しかし、昨今の製造企業の業績から、日本的生産方式は柔軟性に欠け、脆弱な側面を持っていることも明らかとなってきている。この授業では、生産管理の基本に立ち返り、現状の問題点を洗い出すとともに、海外企業との比較も含めて、真に優れた生産方式・生産管理Systemsの要件とはいかなるものであるかを考える。
 
授業計画
(項目説明)授業全体のスケジュールを示しています。学修計画を立てる際の参考にしてください。
 
1. 10/10 OrientationとOperations Function
Operations Managementと定義と意義、Supply Chainの定義、Operationsにおける意思決定、職能間意思決定、ProcessとしてのOperations、Operationsの現代的重要Themes

2. 10/17 Operations and Supply Chain Strategy
OperationsとSupply ChainのGlobal Scope、Supply Chain戦略、Operations Strategy Model、Operationsの目的、戦略の連携、環境と持続可能性を考慮したOperations

3. 10/24 Product Design
新製品導入戦略、新製品開発Process、職能間製品設計、Supply Chain連携、QFD、価値分析、Modular設計

4. 10/31 Process選択
製品Flowの特徴、Order Fulfillmentに対するApproaches、Process選択の意思決定、製品-Process戦略、Focused Operations、Mass Customization、環境への配慮、職能間意思決定

5. 11/07 Service Process Design
Serviceの定義、Service-製品の束、Services行列、顧客との接触、ServiceのRecoveryと保証、ServiceのGlobalization、従業員とServices

6. 11/14 Process Flow分析
Process思考、Business Process、Process Flowsの測定、Process Flowchart、質問によるProcess Flow分析、BPR

7. 11/21 Group discussion

8. 11/28 品質Management
品質の定義、Service品質、品質計画・管理・改善、品質のGurus:Deming and Juran、ISO9000規格、Malcolm Baldrige賞、Supply Chainの品質、品質と財務的成果、品質改善努力が失敗する理由
Group presentation

9. 12/05 品質管理と改善
品質管理Systemsの設計、Process品質管理、計数管理、計量管理、管理図、Process Capability、継続的改善、Six Sigma、Lean Six Sigma、品質管理と改善の実際


10.12/12 SCM(Group課題演習)
Supply ChainとSupply Chain Management、購買とLogistics、Supply Chainの成果、Supply Chain Dynamics:Bullwhip効果、Supply Chainの成果改善、Supply Chain構造の改善、Supply Chain Infrastructureの改善、技術とSCM

11.12/19 Forecasting
予測枠組み、定性的予測手法、時系列予測、移動平均、指数平滑法、予測誤差、より高度な時系列予測、因果予測手法、予測手法の選択、CPFR

12.01/09 生産能力計画とOperationsのScheduling
設備に関する意思決定、設備戦略、販売Operations計画、S&OPの職能間意思決定、計画Options、中期計画の基本戦略、中期計画策定において考慮される原価、中期計画の例
Batch Scheduling、Gantt Charting、有限能力Scheduling、TOC、差立の優先Rules、計画策定・統制Systems

13.01/16 独立需要の在庫管理
在庫の目的、在庫費用の構造、独立対派生需要、経済的発注量、連続Review System、定期Review System、P SystemとQ Systemの使用の実際、ABC在庫管理

14.01/23 MRP
MPR Systemsの定義、MRPと発注点System、MRPの例、MRPの要素、MRP Systemの稼働、成功するMRP System、ERP

15.01/30 Lean思考とLean Systems
Lean思想の系譜、Lean生産の基本原則、Lean生産System、Master Scheduleの平準化、Kanban SystemによるFlowの統制、段取り時間とLot Sizeの縮小、Layout変更と設備保全、多能訓練・報酬・作業者の採用、品質保証、供給業者との関係、Leanの実践

16.02/06 定期試験(report提出)

※なお、本科目は地域創造科目における専門型関連科目もしくは地域創造科目として位置づけられる。地域創造科目の内容は、「地域創造科目履修案内」を参照のこと
 
授業時間外の学修内容
(項目説明)授業全体を通して授業前に予習すべき内容、授業後に復習すべき内容を示しています。単位は、授業時間前後の予習復習を含めて認定されます。
 
1.各回取り上げるトピックに関する教科書の章とケース教材を熟読し、分析してから授業に臨むこと。グループ討論でも同様。
2.グループ・プレゼンについては前日までにPPTスライドを用意し、授業支援システムにて提出すること。
 
履修目標
(項目説明)授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標です。より高度な内容は自主的な学修で身につけることを必要としています。
 
1.ケースに記述された状況において、改善の提案を具体的にできる。
2.ケースに記述された状況において、いかに意思決定を行うべきかを論理的に説明できる。
3.グループ討論において、自分の提案を効果的に提示し、他のメンバーを説得できる。
 
到達目標
(項目説明)授業を履修する人が最低限身につける内容を示す目標です。履修目標を達成するには、さらなる学修を必要としている段階です。
 
1.operations Strategyの重要性について理解し、説明できる。
2.受入検査と管理図、TQMの基本的な考え方を理解し、説明できる。
3.需要予測、工程設計、生産計画、能力計画のための諸手法について理解し、計算できる。
4.様々な在庫管理modelについて理解し、適切な方法を選択して設計できる。
 
成績評価の方法
(項目説明)成績評価の方法と評価の配分を示しています。
 
定期試験(report) 20% 基礎的な理解と知識習得の状況を把握する
演習課題とcase report 60% 基礎知識の演習課題への応用能力を把握する
Case Assignments:討論を行う授業が始まるまでに提出(emailあるいは授業支援システムで送信する場合には、午後1時まで)
Group Presentation:20% group討論とpresentation能力を把握する(PPTを前日までにemailあるいは授業支援システムで送信すること)
 
成績評価の基準 -ルーブリック-
(項目説明)授業別ルーブリックでは評価の項目と、成績評価の基準との関係性を確認できます。(表示されない場合もあります。)
 
【成績評価の基準表】
秀(S)優(A)良(B)可(C)不可(F)
履修目標を越えたレベルを達成している履修目標を達成している履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している到達目標を達成している到達目標を達成できていない
履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
 
授業の方法
(項目説明)教員が授業をどのように進めるのか、課題提出などの情報もあわせて示しています。
 
1. 教科書とcaseを用い、授業概要に示すtopicsについて講義とclass討論を行う。原則として、講義60分、討論30分。
2. case reportを授業開始時までに提出すること。ただし、emailあるいは授業支援システムにより提出する場合には、授業当日の午後1時までに送信すること。
3. 特定のcasesについては、groupによる討論とpresentationを行う。group presentation用のPPTを前日までにemailあるいは授業支援システムで送信すること。この場合はcase reportを提出する必要はない。
4. simulationやsoftwareの利用法について例示し、演習課題に取り組む。
5. 適当な時期に工場見学を予定している。
 
教科書  
教科書1 ISBN 9780071289580
書名 Operations Management: Contemporary Concepts and Cases
著者名 Schroeder, Goldstein, and Rungtusanatham 出版社 McGraw-Hill 出版年 2010.5
 
教科書補足  
受講者は事前に入手すること
 
参考書  
参考書1 ISBN 9780060974176
書名 The Machine that Changed the World
著者名 Womack, Jones, and Roos 出版社 HarperPerennial 出版年 1991.11
参考書2 ISBN 9780884271789
書名 The Goal
著者名 Goldratt and Cox 出版社 North River Press 出版年 2004.7
参考書3 ISBN 9780262041003
書名 Made in America: Regaining the Productive Edge
著者名 Dertouzos, Lester, Solow, and the MIT Commission on Industrial Productivity 出版社 MIT Press 出版年 1989.4
参考書4 ISBN 9784478460016
書名 トヨタ生産方式
著者名 大野耐一 出版社 ダイヤモンド社 出版年 1978.5
参考書5 ISBN 9784478460085
書名 トヨタ プロダクションシステム―その理論と体系
著者名 門田安弘 出版社 ダイヤモンド社 出版年 2006.2
参考書6 ISBN 9780071220903
書名 Operations and Supply Chain Management
著者名 Jacobs, Chase, and Aquilano 出版社 McGraw Hill 出版年 2010.11
参考書7 ISBN 9780470485767
書名 Operations Management for MBAs
著者名 Meredith and Shafer 出版社 Wiley 出版年 2009.11
参考書8 ISBN 9784502352553
書名 制度経営学入門―経営資源展開への科学的アプローチ
著者名 青山護・井上正・松井美樹 出版社 中央経済社 出版年 1999.11
参考書9 ISBN 9784820712718
書名 米国製造業復活の秘密兵器 TOC革命―制約条件の理論
著者名 稲垣公夫 出版社 日本能率協会マネジメントセンター 出版年 1997.6
参考書10 ISBN 9784478420409
書名 ザ・ゴール
著者名 エリヤフ・ゴールドラット 出版社 ダイヤモンド社 出版年 2001.5
 
参考書補足  
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履修条件および関連科目
(項目説明)この授業を履修するにあたってあらかじめ履修が必要な授業,並行して履修することによって学修効果を高める授業などを示しています。
 
関連科目
経営科学特論、意思決定特論
 
キーワード  
生産system(production system), operations management, 品質management(quality management), 在庫(Inventory), 生産計画(production planning)
 
備考1  
Office hour: 水曜16:15-17:45
 
教員からの一言  
資料の配布、課題の指示は授業支援システム(LMS)を通じて行います。授業の前に必ず確認してください。
 
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