タイトル
時間割コード:7040042 日本語シラバス 英語
書法ⅠB[Theory and Practice of Calligraphy ⅠB]
 
担当教員
青山 浩之[AOYAMA HIROYUKI]
開講学部等 教育学部 対象年次 2〜4 単位数 2 使用言語 日本語
開講時期 春学期 開講曜限   クラス  
授業形態 対面 授業形態(詳細) 授業方法 講義
特記事項  
ナンバリングコード SE.2612 実務経験のある教員による授業 該当する
授業の目的  
書法ⅠBでは、漢字の書について、基本的な用筆法から、表現及び鑑賞までを学習する。漢字の書には、楷書・行書・草書・隷書・篆書といった書体の違いがあり、はじめにこれらの変遷をたどりながら基礎的な書法に触れ、書体についての知識もあわせて学習する。本年度は、特に今日の標準書体である楷書と、速書のための書体である行書について重点的に取り扱い、国語教員志望者の支援にも対応する。また、古典をもとに、時代、風土、個性の違いなど、作品についての背景を知り、書の表現性について探求しながら、技能を習得する。
 
授業計画
(項目説明)授業全体のスケジュールを示しています。学修計画を立てる際の参考にしてください。
 
1.書の用具・用材
2. 篆書法(甲骨・金文から篆書へ)
3. 隷書法(木簡、八分隷)
4. 草書法(木簡、残紙)
5. 行書法(木簡、残紙、東晋の行書)
6. 楷書法(後漢から六朝の楷書)
7. 楷書の古典1「九成宮醴泉銘」と「孔子廟堂碑」 楷書の表現性と字形要素
8. 楷書の古典2「雁塔聖教序」と「孟法師碑」 表現の違い
9. 楷書の古典3「建中告身帖」 楷書表現の幅
10.行書の古典1「蘭亭序」行書の基礎基本
11.  〃   「蘭亭序」行書の表現性
12.行書の古典2「枯樹賦」行書表現の幅
13.行書の古典3「屏風土代」中国と日本の書風
14.表現・鑑賞のまとめ(作品)1
15.表現・鑑賞のまとめ(作品)2
16.
 
授業時間外の学修内容
(項目説明)授業全体を通して授業前に予習すべき内容、授業後に復習すべき内容を示しています。単位は、授業時間前後の予習復習を含めて認定されます。
 
漢字書法に関わる知識・技能
 
履修目標
(項目説明)授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標です。より高度な内容は自主的な学修で身につけることを必要としています。
 
漢字の書について、楷書・行書・草書・隷書・篆書の変遷をたどりながら基本的な用筆法を身に付け、書の古典をもとに、時代、風土、個性の違いなど、作品の背景を知り、表現及び鑑賞の能力を身に付ける。
 
到達目標
(項目説明)授業を履修する人が最低限身につける内容を示す目標です。履修目標を達成するには、さらなる学修を必要としている段階です。
 
1.各書体の基本的な知識や書法、表現性を理解し、基本的な用筆法を習得する。 [a]
2.楷書及び行書の書法を深め、古典の臨書を通して様々な表現に生かすことができる。 [b]
3.グループ学習などを通じて知識や技能を学び合い、表現を通して伝え合うようにする。 [c]
※[  ]内はYNUイニシアティブに掲げる実践的「知」との相関をあらわす。
「実践的「知」:a.知識・教養 b.思考力 c.コミュニケーション能力 d.倫理観・責任感」
 
成績評価の方法
(項目説明)成績評価の方法と評価の配分を示しています。
 
出席率30%、事前・事後課題30%、提出作品40%の加重平均で成績を評価する。
 
成績評価の基準 -ルーブリック-
(項目説明)授業別ルーブリックでは評価の項目と、成績評価の基準との関係性を確認できます。(表示されない場合もあります。)
 
【成績評価の基準表】
秀(S)優(A)良(B)可(C)不可(F)
履修目標を越えたレベルを達成している履修目標を達成している履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している到達目標を達成している到達目標を達成できていない
履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
【授業別ルーブリック】
評価項目評価基準
期待している以上である十分に満足できる(履修目標)やや努力を要する努力を要する(到達目標)相当の努力を要する
理解度授業内容を越えた自主的な学修が認められる。授業内容をほぼ100%理解している。到達目標は理解しているが、授業内容に不足がある。到達目標に達していることが認められる。到達目標に達していない。
課題解法能力解法が分からない他人にアドバイスができる。何も参照せずに独自の能力で課題を解くことができる。参考書などを参考にすれば、独自で課題を解くことができる。他人のアドバイスがあれば課題を解くことができる。他人のアドバイスがあっても自発的に課題を解くことができない。
調査能力(予習)自ら進んで予習範囲を越えて調べている。予習範囲を十分に理解し、他人に説明できる。指示した予習範囲の理解にあいまいな点がある。指示された範囲は予習するが、理解が不十分である。指示された範囲は予習が不十分である。
 
授業の方法
(項目説明)教員が授業をどのように進めるのか、課題提出などの情報もあわせて示しています。
 
レポートや実技課題を課し、成績資料とする。
テキストを用い、実技は毛筆で行うので、テキスト・書道用具を準備すること。
課題に関しても授業支援システム等で指示することがあるので確認すること。
なお、学期末試験などは行わない。
 
教科書  
教科書1 ISBN 9784813802662
書名 書の古典と理論 = THE CLASSICS AND THEORY OF CALLIGRAPHY
著者名 全国大学書道学会 編,全国大学書道学会, 出版社 光村図書出版 出版年 2020
 
教科書補足  
*「書法Ⅱ」「中等教科教育法書道Ⅰ・Ⅱ」と同じテキストです。
 
参考書  
参考書1 ISBN 9784544160024
書名 脳トレ書道トレーニングブック
著者名 青山浩之 出版社 二玄社 出版年 2009
参考書2 ISBN 9784305000026
書名 古典選粋
著者名 明石春浦 [ほか] 編著,明石, 春浦,東洋大学文学部, 出版社 笠間書院 出版年 1983
 
参考書補足  
-
 
履修条件および関連科目
(項目説明)この授業を履修するにあたってあらかじめ履修が必要な授業,並行して履修することによって学修効果を高める授業などを示しています。
 
関連科目:「書法Ⅱ」「書道史」「書論・鑑賞」「書写実技」「中等教科教育法書道Ⅰ」「中等教科教育法書道Ⅱ」
 
キーワード  
書道 漢字 書体
 
備考  
書道だけでなく、国語の教員になるためにも有益な学習となりますので、ぜひ履修してください。
 
参照ホームページ  
http://www.field-design.info/
 
教員からの一言  
明るく楽しい青山ゼミにようこそ
 
ホームページ  
http://www.field-design.info/
 
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