タイトル
時間割コード:7100038 日本語シラバス 英語
運動生理学[Exercise Physiology]
 
担当教員
時野谷 勝幸[TOKINOYA KATSUYUKI]
開講学部等 教育学部 対象年次 2〜4 単位数 2 使用言語 日本語
開講時期 春学期 開講曜限   クラス  
授業形態 対面 授業形態(詳細) 授業方法 講義
特記事項  
ナンバリングコード SE.2611 実務経験のある教員による授業
授業の目的  
人類の起源は、狩猟採集社会にある。つまり常に動くことに重きを置かれ、身体は状況に応じて適切な反応を示してきた。身体は覚醒状態は勿論、睡眠状態でさえ絶え間なく活動を行っている。しかし、狩りのような状況下、身体は大きな変化を見せる。本講義では、今日、運動という形で身体が受ける大きな変化を理解し、身体の神秘について、現代社会を背景に考察する。特に骨格筋や心臓を中心とした生理応答は、実習形式も含めて学習する。
 
授業計画
(項目説明)授業全体のスケジュールを示しています。学修計画を立てる際の参考にしてください。
 
1. 運動生理学の歴史
2. 骨格筋の構造・機能と神経との関連による運動調節
3. 運動強度に応じた骨格筋のエネルギー代謝
4. 運動と心臓循環機能
5. 運動と呼吸機能
6. 運動と内分泌・免疫反応
7. 環境変化における運動と注意点
8. ウォーミングアップの意義と運動と疲労の生理指標
9. 骨格筋の適応 ※実習形式
10. 筋発揮の速度と力の関係と神経反射 ※実習形式
11. 無酸素運動 ※実習形式
12. 有酸素運動 ※実習形式
13. 運動と発育発達
14. 運動と加齢
15. 授業総括 ー運動生理学のあり方と未来ー
 
授業時間外の学修内容
(項目説明)授業全体を通して授業前に予習すべき内容、授業後に復習すべき内容を示しています。単位は、授業時間前後の予習復習を含めて認定されます。
 
・日常生活の身体の状態を把握する
・日常の定常状態と運動状態を再考し、生活の中で考える
・スポーツ現場や教育現場での活動について、期待される成果(あるいは生じうる障害)を調査する
 
履修目標
(項目説明)授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標です。より高度な内容は自主的な学修で身につけることを必要としています。
 
・生理学の基礎知識を理解し、運動時の応答について正確に説明できる
・各テーマに沿ったディスカッションや実習時に、自身のこれまでの体験や話題と関連させて理解し説明できる能力を身につける
 
到達目標
(項目説明)授業を履修する人が最低限身につける内容を示す目標です。履修目標を達成するには、さらなる学修を必要としている段階です。
 
・各授業で示す基本用語に関して、知識として説明できる(a)
・様々な状況によって生じる身体の変化について、想像し、説明できる(b)
・安全に配慮し、実習を行うことができる(c,d)
・実習を通した体験を、学んだ知識と紐付けて説明ができる(a,b)
 
成績評価の方法
(項目説明)成績評価の方法と評価の配分を示しています。
 
実習レポートの提出(40%)、最終試験(60%)
4回以上の欠席は特別な理由がない限り不可
 
成績評価の基準 -ルーブリック-
(項目説明)授業別ルーブリックでは評価の項目と、成績評価の基準との関係性を確認できます。(表示されない場合もあります。)
 
【成績評価の基準表】
秀(S)優(A)良(B)可(C)不可(F)
履修目標を越えたレベルを達成している履修目標を達成している履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している到達目標を達成している到達目標を達成できていない
履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
【授業別ルーブリック】
評価項目評価基準
期待している以上である十分に満足できる(履修目標)やや努力を要する努力を要する(到達目標)相当の努力を要する
理解度授業内容を越えた自主的な学修が認められる。授業内容をほぼ100%理解している。到達目標は理解しているが、授業内容に不足がある。到達目標に達していることが認められる。到達目標に達していない。
調査能力(予習)自ら進んで予習範囲を越えて調べている。予習範囲を十分に理解し、他人に説明できる。指示した予習範囲の理解にあいまいな点がある。指示された範囲は予習するが、理解が不十分である。指示された範囲は予習が不十分である。
実習中の行動他人をリードする態度で実験を進めることができる。自発的に実験を進めることができる。手順書を見れば、内容を理解して実験を進めることができる。手順書に従って正しく実験を進めることができる。手順書に従って実験が進められない。
実習レポートの記述自ら調べた内容を含めることができる。実験から得た自らの考えを正確に伝えることができる。他人が実験内容を理解するに十分な記述ができる。実験で得たデータを正しく他人へ伝えることができる。データの整理や説明が不十分である。
 
授業の方法
(項目説明)教員が授業をどのように進めるのか、課題提出などの情報もあわせて示しています。
 
必要に応じて資料を配布する
実習内容は前半授業との関連した内容でレポートを課す
最終試験は、全授業内容から実施する
 
教科書補足  
適宜授業資料を配布予定
 
参考書補足  
適宜授業資料を配布予定
 
キーワード  
健康, 運動様式, 運動時間, 運動強度
 
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