タイトル
時間割コード:822122Z 日本語シラバス 英語
フィールドワーク論・演習Ⅰ[Fieldwork Lecture & Workshop 1]
 
担当教員
野原 卓[NOHARA TAKU]
開講学部等 都市科学部 対象年次 2〜4 単位数 1 使用言語 日本語
開講時期 春学期(第1ターム) 開講曜限   クラス  
授業形態 対面 授業形態(詳細) 授業方法 演習
特記事項  
ナンバリングコード 実務経験のある教員による授業
授業の目的  
都市計画・まちづくりの実践経験のある教員の授業を通じて、
1)建築・都市空間の現場に触れ、現場の空間・環境・社会を感知する力を身につける
2)「フィールドワーク」という概念及び手法に関する基礎的知識を身につける
3)資料の収集読解(調べる)、現地情報の採集手法(見る・聞く・集める)、地域へのまな
ざしや、目的に応じた建築・都市空間や環境の構造的理解(診る)の手法を習得する。
 
授業計画
(項目説明)授業全体のスケジュールを示しています。学修計画を立てる際の参考にしてください。
 
建築・都市・環境をとらえるためのフィールドワークについて、その考え方と手法の基本を学ぶ。

1. オリエンテーション(フィールドワークとは?)
2. 【図面(地図)】地図・図面の読解手法
3. 【歴史】:資料や情報の収集と解析手法
4. 【採集】:現場の情報を集める手法
5. 【文脈】:現場のコンテクストをとらえる手法
6. 【解読】:現場の情報を解読する手法
7. 【統計】:フィールドワーク情報を定量的に空間的に落とし込む手法
8. 【発見】:フィールドワークで集めた情報を「表現」する :まとめレポートの提出と振り返り
 
授業時間外の学修内容
(項目説明)授業全体を通して授業前に予習すべき内容、授業後に復習すべき内容を示しています。単位は、授業時間前後の予習復習を含めて認定されます。
 
授業内で適宜指示する。
 
履修目標
(項目説明)授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標です。より高度な内容は自主的な学修で身につけることを必要としています。
 
1)フィールドワークという考え方や手法について発展的に理解する。
2)現場を訪れた際に、現場で必要となる情報を高度に感知する
3)対象地域の史料・資料や地図情報など、必要な情報を高度に集め、統合的に読解する
4)現場で、地域情報を深く集めることができるようになる。
 
到達目標
(項目説明)授業を履修する人が最低限身につける内容を示す目標です。履修目標を達成するには、さらなる学修を必要としている段階です。
 
1)フィールドワークという考え方や手法について基礎的に理解する。
2)現場を訪れた際に、ただ漫然と見るだけでなく、現場で必要となる情報を感知する感覚を身につける
3)対象地域の史料・資料や地図情報など、必要な情報を適切に集め、読解する力を身につける。
4)現場で、地域の情報を適切に集めることができるようになる。
 
成績評価の方法
(項目説明)成績評価の方法と評価の配分を示しています。
 
毎回のリアクションコメント・小レポート等(40%)およびレポート(60%)で評価する。
 
成績評価の基準 -ルーブリック-
(項目説明)授業別ルーブリックでは評価の項目と、成績評価の基準との関係性を確認できます。(表示されない場合もあります。)
 
【成績評価の基準表】
秀(S)優(A)良(B)可(C)不可(F)
履修目標を越えたレベルを達成している履修目標を達成している履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している到達目標を達成している到達目標を達成できていない
履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
【授業別ルーブリック】
評価項目評価基準
期待している以上である十分に満足できる(履修目標)やや努力を要する努力を要する(到達目標)相当の努力を要する
理解度授業内容を越えた自主的な学修が認められる。授業内容をほぼ100%理解している。到達目標は理解しているが、授業内容に不足がある。到達目標に達していることが認められる。到達目標に達していない。
課題解法能力解法が分からない他人にアドバイスができる。何も参照せずに独自の能力で課題を解くことができる。参考書などを参考にすれば、独自で課題を解くことができる。他人のアドバイスがあれば課題を解くことができる。他人のアドバイスがあっても自発的に課題を解くことができない。
調査能力(予習)自ら進んで予習範囲を越えて調べている。予習範囲を十分に理解し、他人に説明できる。指示した予習範囲の理解にあいまいな点がある。指示された範囲は予習するが、理解が不十分である。指示された範囲は予習が不十分である。
 
授業の方法
(項目説明)教員が授業をどのように進めるのか、課題提出などの情報もあわせて示しています。
 
資料の配布、講義(場合によっては、遠隔通信による双方向会議、オンデマンド動画配信、データ共有を含む)の結果等を基に、リアクションペーパー、小レポートなどを通じて、内容の理解を図る。
 
参考書  
参考書1 ISBN 9784254266375
書名 まちの見方・調べ方 -地域づくりのための調査法入門-
著者名 西村幸夫・野澤康編 出版社 朝倉書店 出版年 2010
参考書2 ISBN 9784395321100
書名 アーバンデザイン講座
著者名 前田英寿・遠藤新・野原卓・阿部大輔・黒瀬武史 出版社 彰国社 出版年 2018
参考書3 ISBN 9784761532208
書名 図説 都市空間の構想力
著者名 西村幸夫ほか 出版社 学芸出版社 出版年 2015
参考書4 ISBN 9784621300428
書名 図面でひもとく名建築
著者名 五十嵐, 太郎, 1967-,菊地, 尊也, 1986-,東北大学大学院工学研究科,五十嵐太郎, 菊地尊也, 東北大学五十嵐太郎研究室 編著 出版社 丸善出版 出版年 2016.6
 
参考書補足  
参考書は、内容に大きく関わるので、できるだけ読むことを薦める。
 
キーワード  
都市,フィールドワーク,地域
 
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