時間割コード
:
RB00001
日本語シラバス
英語
都市基盤安全設計学[Theory for infrastructure safety design]
 
担当教員
山田 均[YAMADA HITOSHI]
開講学部等
都市イノベーション学府
対象年次
1〜2
単位数
2
使用言語
日本語
開講時期
秋学期
開講曜限
クラス
授業形態
授業形態(詳細)
授業方法
特記事項
ナンバリングコード
実務経験のある教員による授業
授業の目的
日本は,台風常襲地帯に位置し,毎年2,3個の台風の上陸を受ける.そのたびに,大小様々な強風被害が報告されている.また,構造形式が発展,複雑化する中で,予想もしなかった振動現象が現れる場合も多々ある.ここでは,自然災害の一つである強風災害および様々な構造物や構造物の部分に発生する空力振動の諸問題について,特に構造物の被害,その耐風安定性,また風環境問題を剥離流体力学,構造工学,気象学,確率統計学を基礎に、設計論の基礎から橋梁に関する剥離流体力学の関連トピックまで総合的に学習する.
授業計画
(項目説明)授業全体のスケジュールを示しています。学修計画を立てる際の参考にしてください。
第1回 構造物と安全と設計の概論
第2回 構造物設計に視点を置いた設計シナリオ
第3回 設計論の概論と極値解析
第4回 設計方法と照査基準の設定
第5回 土木系耐風設計で設計対処とする強風災害と強風災害概論
第6回 強風災害と構造物の耐風設計から見た種々の強風現象,主として気象の話,
第7回 工学的な強風の扱いと国際的な設計風速の考え方
第8回 風による現象と設計上の対処の概説.静的風力,構造物の変位,振動と風荷重,風荷重論,ガスト応答理論と期待値の関係も概説
第9回 空力弾性の話 現象論 その1 基本断面を中心
第10回 空力弾性の話 現象論 その2 橋梁断面,ケーブル,並列,などなど..
第11回 構造物の応答分析と空力弾性,耐風設計での安全性,動的耐風設計の問題
第12回 風洞試験の方法論 並列の場合など
第13回 空力弾性振動制御の特異性
第14回 耐風設計の不確定性と総括的な安全性の保証
第15回 総括試験
授業時間外の学修内容
(項目説明)授業全体を通して授業前に予習すべき内容、授業後に復習すべき内容を示しています。単位は、授業時間前後の予習復習を含めて認定されます。
振動学,気象学,流体力学の基礎を準備してください
履修目標
(項目説明)授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標です。より高度な内容は自主的な学修で身につけることを必要としています。
都市構造物の設計に関し自然災害のリスク評価ができ,応用ができる
到達目標
(項目説明)授業を履修する人が最低限身につける内容を示す目標です。履修目標を達成するには、さらなる学修を必要としている段階です。
都市構造物の設計に関し自然災害のリスクを分類し,ステークホルダー別に説明できる
成績評価の方法
(項目説明)成績評価の方法と評価の配分を示しています。
講義に全回出席した学生について,最終試験で評価する。
成績評価の基準 -ルーブリック-
(項目説明)授業別ルーブリックでは評価の項目と、成績評価の基準との関係性を確認できます。(表示されない場合もあります。)
【成績評価の基準表】
秀(S)
優(A)
良(B)
可(C)
不可(F)
履修目標を越えたレベルを達成している
履修目標を達成している
履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している
到達目標を達成している
到達目標を達成できていない
履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
授業の方法
(項目説明)教員が授業をどのように進めるのか、課題提出などの情報もあわせて示しています。
各回の予定は講義開始時に調整する。
資料は事前に配付するので,理解のために予習は必須である。
教科書
教科書1
ISBN
9780071132411
書名
Dynamics of Structures, Second Edition
著者名
R. W. Clough and J.Penzien
出版社
McGraw-Hill
出版年
1993
教科書2
ISBN
9780471802624
書名
Random Vibration of Structures
著者名
C.Y.Yang
出版社
John Wiley International
出版年
1985
教科書3
ISBN
9780471121572
書名
Wind Effects on Structures
著者名
E,Simiu and R.L.Scanlan
出版社
Wiley International
出版年
1996
教科書4
ISBN
9780803120822
書名
Fracture And Fatigue Control In Structures
著者名
S.T.Rolfe and J.M.Barson
出版社
Astm Intl
出版年
1999
履修条件および関連科目
(項目説明)この授業を履修するにあたってあらかじめ履修が必要な授業,並行して履修することによって学修効果を高める授業などを示しています。
関連科目:学部レベルの構造力学および振動学(例えば、理工学部都市基盤EPの構造の力学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲおよび振動の力学相当の授業内容)に関する理解、基本的知識を前提にしている。
キーワード
設計(structural design),構造動力学(structural dynamics),リスク評価(resk evakuation)
教員からの一言
わからないから勉強します.疑問を感じたら遠慮せずに聞いてください.講義の時でも,来室されても,いつでも歓迎します.
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