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文化の形成と創造において文化交流の果たす役割を、具体的事例の検討を通じて理解し、文化交流のもつ問題性と重要性を把握し、また文化創造への視点を養う。 具体的には前半は台湾文学・映画と日本文学・映画の事例を取り上げ、文化交流という視点から各作品を再読する。後半は こうした作業を通じて、グローバル化の中での文化の交流のあり方を考える。
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1.概論 2.映画『海角七号』『KANO』における日本表象と現代台湾 3.侯孝賢作品と戦後台湾史 4.同上 5.黄春明『さよなら・再見』の日本人表象 6.霧社事件は台湾現代文学・映画にどのような影響を与えたか―『セデック・バレ』を中心に 7.同上 8.台湾のLGBT文学-邱妙津ほか
9、文化政策① 10、文化政策② 11、帝国と観光① 12、帝国と観光② 13、食事と文化① 14、食事と文化② 15、総括
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1.あらかじめ配布、または指定された作品、論文を読んでくる。 2.一部しか視聴できなかった映像教材については全編に目を通しておく。 3.レポート課題は自分で問題を見つけるところから始まり、資料、参考文献の収集まで独力で行う。
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文化交流の視点から種々の問題を把握することができるようになる。 問題解決のための見方を涵養するとともに、文化創造の視点を養うことができる。
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・具体的な台湾文学・映画などの作品の講読・鑑賞を通じて、台湾文化についての知識や見識を得ることができる。[a] ・グローバル化の中での文化交流のあり方を考えられるようになる。[b] ・帝国と植民地との文化関係を学ぶ[c] ・冷戦期の東アジアを、歴史と文化を通して理解する[d]
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前半・後半に分けそれぞれ平常点(ディスカッションへの参加・貢献、提出物などの状況)50%、レポート50%で総合的に評価する。
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【成績評価の基準表】
秀(S) | 優(A) | 良(B) | 可(C) | 不可(F) |
履修目標を越えたレベルを達成している | 履修目標を達成している | 履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している | 到達目標を達成している | 到達目標を達成できていない |
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履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
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【授業別ルーブリック】
評価項目 | 評価基準 |
期待している以上である | 十分に満足できる(履修目標) | やや努力を要する | 努力を要する(到達目標) | 相当の努力を要する |
理解度 | 授業内容を越えた自主的な学修が認められる。 | 授業内容をほぼ100%理解している。 | 到達目標は理解しているが、授業内容に不足がある。 | 到達目標に達していることが認められる。 | 到達目標に達していない。 |
文化創造の視点 | 独自の文化創造の視点に達している。 | 自文化への批判とともに他文化の存在を受け入れられるようになる。 | 自文化への批判的思考が芽生える。 | 他文化の存在を受け入れられるようになる。。 | 他文化の存在が理解できない。 |
調査能力(予習) | 自ら進んで予習範囲を越えて調べている。 | 予習範囲を十分に理解し、他人に説明できる。 | 指示した予習範囲の理解にあいまいな点がある。 | 指示された範囲は予習するが、理解が不十分である。 | 指示された範囲は予習が不十分である。 |
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前半は、作品の講読および映画の鑑賞を基本に、ディスカッションを重ねる。ディスカッションを踏まえ、自分の意見を文章にまとめる練習も行う。最終的には自分の興味のあるテーマを選び、レポートを作成する。 後半は、教員が配布、指示する新聞記事、資料などを読み込み、参加することを求める。授業では動画、DVDなどを多用し、学生同士のディスカッションなどを通じて理解を深める。頻繁に課題、小レポートなどを科し、期末レポートの提出も求める。
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9784130800945
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李香蘭と東アジア
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四方田犬彦
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東京大学出版会
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2001
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文化交流(inter-cultural communication),アジア,台湾,帝国,観光
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