タイトル
時間割コード:RB00209 日本語シラバス 英語
グローバル都市論[Global City Theories]
 
担当教員
川添 裕[YU KAWAZOE]
開講学部等 都市イノベーション学府 対象年次 1〜2 単位数 2 使用言語 日本語
開講時期 春学期 開講曜限   クラス  
授業形態 授業形態(詳細) 授業方法
特記事項  
ナンバリングコード 実務経験のある教員による授業
授業の目的  
グローバル化した世界の大都市に着目し、グローバル化のプロセスの解明、グローバル化した都市での歴史や現状と課題について、都市、文化、社会、空間などといった側面から取り上げて、基礎的で複眼的な素養を身につける。グローバル化の都市に与える影響についてそのメカニズムと課題を論じるが、モデルとして地元横浜を中心的にとりあげ、グローバル化の具体的かつ歴史的なプロセスとそこから生じる問題、これからの諸課題について論じ、考え、授業を進めていく。
 
授業計画
(項目説明)授業全体のスケジュールを示しています。学修計画を立てる際の参考にしてください。
 
1. オリエンテーション:グローバル化とグローバル都市
2. 五百年にわたる世界の「ヨーロッパ化」、あるいはグローバル化の根本的問題点
3. アヘン戦争を考える
4. なぜ横浜が開港し、どう開港したのか
5. 香港・上海と横浜での欧米列強の活動:アヘン商人・商館から商社・メガバンクへ
6. グローバルとローカルが交わる移動:欧米サーカスと日本の軽業曲芸師を事例に
7. 横浜公園の位置にできた外国人向け遊郭とその変遷
8. 「写真」という意識:幕末明治の社会・文化の底流を考える
9. 横浜中華街の形成まで:買弁・苦力・中層商人のあいだ
10. 居留地と山手の西洋館、ミッションスクール
11. 伊勢佐木町の場所構造
12. 戦後米軍の接収と横浜の人びと
13. 横浜の外国人をめぐって:歴史的変遷と現状
14. 横浜における「共生」の課題
15. グローバル都市横浜の未来へ(レポート提出)


 
授業時間外の学修内容
(項目説明)授業全体を通して授業前に予習すべき内容、授業後に復習すべき内容を示しています。単位は、授業時間前後の予習復習を含めて認定されます。
 
指定された文献や資料等を読み、授業時間外の学習をおこなう。また提出するレポート内容を意識して予習・復習等をおこない、レポートで考えるテーマのための準備を順次、積極的におこなっていく。
 
履修目標
(項目説明)授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標です。より高度な内容は自主的な学修で身につけることを必要としています。
 
グローバル都市の概念と歴史や形成メカニズムについて、具体事例を通して理解できる。
横浜をはじめ、内外のグローバル都市のあり方を理解できる。
 
到達目標
(項目説明)授業を履修する人が最低限身につける内容を示す目標です。履修目標を達成するには、さらなる学修を必要としている段階です。
 
グローバル都市の成立基盤と課題を、文化、社会等の具体事例を通して理解できる。
それらが独立した事象ではなくグローバル化という大きな社会変動の下で関連しあっていることを理解できる。
 
成績評価の方法
(項目説明)成績評価の方法と評価の配分を示しています。
 
レポート70%、発表および講義中の質疑応答等参加度合い30%
 
成績評価の基準 -ルーブリック-
(項目説明)授業別ルーブリックでは評価の項目と、成績評価の基準との関係性を確認できます。(表示されない場合もあります。)
 
【成績評価の基準表】
秀(S)優(A)良(B)可(C)不可(F)
履修目標を越えたレベルを達成している履修目標を達成している履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している到達目標を達成している到達目標を達成できていない
履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
【授業別ルーブリック】
評価項目評価基準
期待している以上である十分に満足できる(履修目標)やや努力を要する努力を要する(到達目標)相当の努力を要する
理解度授業内容を越えた自主的な学修が認められる。授業内容をほぼ100%理解している。到達目標は理解しているが、授業内容に不足がある。到達目標に達していることが認められる。到達目標に達していない。
課題解法能力解法が分からない他人にアドバイスができる。何も参照せずに独自の能力で課題を解くことができる。参考書などを参考にすれば、独自で課題を解くことができる。他人のアドバイスがあれば課題を解くことができる。他人のアドバイスがあっても自発的に課題を解くことができない。
調査能力(予習)自ら進んで予習範囲を越えて調べている。予習範囲を十分に理解し、他人に説明できる。指示した予習範囲の理解にあいまいな点がある。指示された範囲は予習するが、理解が不十分である。指示された範囲は予習が不十分である。
 
授業の方法
(項目説明)教員が授業をどのように進めるのか、課題提出などの情報もあわせて示しています。
 
トピックに応じた授業資料を配付して講義を行う。
 
教科書  
教科書1 ISBN
書名 教科書は特に指定しない。大枠を考えるための参考書としては以下をあげる。
著者名 出版社 出版年
 
参考書  
参考書1 ISBN 9784480867186
書名 グローバル・シティ : ニューヨーク・ロンドン・東京から世界を読む
著者名 サスキア・サッセン 著,伊豫谷登士翁 監訳,大井由紀, 高橋華生子 訳, 出版社 筑摩書房 出版年 2008
参考書2 ISBN 9784275003829
書名 東アジア都市論の構想 : 東アジアの都市間競争とシビル・ソサエティ構想
著者名 田坂敏雄 編, 出版社 御茶の水書房 出版年 2005
参考書3 ISBN 9784478290453
書名 グローバル・シティー・リージョンズ : グローバル都市地域への理論と政策
著者名 アレン・J.スコット 編著,坂本秀和 訳, 出版社 ダイヤモンド社 出版年 2004
参考書4 ISBN 9784306072053
書名 世界都市の論理
著者名 ポール・L.ノックス, ピーター・J.テイラー 共編,藤田直晴 訳編, 出版社 鹿島出版会 出版年 1997
参考書5 ISBN 9784130501255
書名 「世界都市」東京の構造転換 : 都市リストラクチュアリングの社会学
著者名 町村敬志 著, 出版社 東京大学出版会 出版年 1994
参考書7 ISBN
書名
著者名 出版社 朝日新聞出版 出版年
 
履修条件および関連科目
(項目説明)この授業を履修するにあたってあらかじめ履修が必要な授業,並行して履修することによって学修効果を高める授業などを示しています。
 

 
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