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グローバル化した世界の大都市に着目し、グローバル化のプロセスの解明、グローバル化した都市での歴史や現状と課題について、都市、文化、社会、空間などといった側面から取り上げて、基礎的で複眼的な素養を身につける。グローバル化の都市に与える影響についてそのメカニズムと課題を論じるが、モデルとして地元横浜を中心的にとりあげ、グローバル化の具体的かつ歴史的なプロセスとそこから生じる問題、これからの諸課題について論じ、考え、授業を進めていく。
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1. オリエンテーション:グローバル化とグローバル都市 2. 五百年にわたる世界の「ヨーロッパ化」、あるいはグローバル化の根本的問題点 3. アヘン戦争を考える 4. なぜ横浜が開港し、どう開港したのか 5. 香港・上海と横浜での欧米列強の活動:アヘン商人・商館から商社・メガバンクへ 6. グローバルとローカルが交わる移動:欧米サーカスと日本の軽業曲芸師を事例に 7. 横浜公園の位置にできた外国人向け遊郭とその変遷 8. 「写真」という意識:幕末明治の社会・文化の底流を考える 9. 横浜中華街の形成まで:買弁・苦力・中層商人のあいだ 10. 居留地と山手の西洋館、ミッションスクール 11. 伊勢佐木町の場所構造 12. 戦後米軍の接収と横浜の人びと 13. 横浜の外国人をめぐって:歴史的変遷と現状 14. 横浜における「共生」の課題 15. グローバル都市横浜の未来へ(レポート提出)
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指定された文献や資料等を読み、授業時間外の学習をおこなう。また提出するレポート内容を意識して予習・復習等をおこない、レポートで考えるテーマのための準備を順次、積極的におこなっていく。
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グローバル都市の概念と歴史や形成メカニズムについて、具体事例を通して理解できる。 横浜をはじめ、内外のグローバル都市のあり方を理解できる。
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グローバル都市の成立基盤と課題を、文化、社会等の具体事例を通して理解できる。 それらが独立した事象ではなくグローバル化という大きな社会変動の下で関連しあっていることを理解できる。
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レポート70%、発表および講義中の質疑応答等参加度合い30%
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【成績評価の基準表】
秀(S) | 優(A) | 良(B) | 可(C) | 不可(F) |
履修目標を越えたレベルを達成している | 履修目標を達成している | 履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している | 到達目標を達成している | 到達目標を達成できていない |
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履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
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【授業別ルーブリック】
評価項目 | 評価基準 |
期待している以上である | 十分に満足できる(履修目標) | やや努力を要する | 努力を要する(到達目標) | 相当の努力を要する |
理解度 | 授業内容を越えた自主的な学修が認められる。 | 授業内容をほぼ100%理解している。 | 到達目標は理解しているが、授業内容に不足がある。 | 到達目標に達していることが認められる。 | 到達目標に達していない。 |
課題解法能力 | 解法が分からない他人にアドバイスができる。 | 何も参照せずに独自の能力で課題を解くことができる。 | 参考書などを参考にすれば、独自で課題を解くことができる。 | 他人のアドバイスがあれば課題を解くことができる。 | 他人のアドバイスがあっても自発的に課題を解くことができない。 |
調査能力(予習) | 自ら進んで予習範囲を越えて調べている。 | 予習範囲を十分に理解し、他人に説明できる。 | 指示した予習範囲の理解にあいまいな点がある。 | 指示された範囲は予習するが、理解が不十分である。 | 指示された範囲は予習が不十分である。 |
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教科書は特に指定しない。大枠を考えるための参考書としては以下をあげる。
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9784306072053
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世界都市の論理
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ポール・L.ノックス, ピーター・J.テイラー 共編,藤田直晴 訳編,
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鹿島出版会
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1997
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