RC00041-都市居住環境論

時間割コード:RC00041						日本語シラバス英語
都市居住環境論[Theory of Urban Living Environment]

担当教員
野原卓, 安部遼祐[NOHARA TAKU, ABE RYOSUKE]
開講学部等	都市イノベーション学府	対象年次	1〜2	単位数	2	使用言語
開講時期	秋学期		開講曜限			クラス
授業形態			授業形態(詳細)			授業方法
特記事項
ナンバリングコード					実務経験のある教員による授業

授業の目的

都市空間において、豊かな居住環境を持続的に維持向上させてゆくためには、その居住環境が抱える実態を評価・把握した上で、地区の目標像を設定し、その目標を維持・向上するための計画や具体策を戦略的に選択し、実行することになる。この授業ではそうしたプロセスを念頭に、都市における居住空間やアクティビティ (地区レベル)およびモビリティ(広域レベル)の2つの視点を設定して、都市居住環境に関するこれらの基礎的知識を得ることをねらいとする。

授業計画
（項目説明）授業全体のスケジュールを示しています。学修計画を立てる際の参考にしてください。

01.イントロダクション：都市居住環境のあり方（野原）
02.都市居住環境の「評価」(1)：定量的評価の視点（野原）
03.都市居住環境の「評価」(2)：定性的評価の視点（野原）
04.都市居住環境の「歴史」：近代における住宅地形成（野原）
05.交通計画の基礎理解(1)(安部)
06.交通計画の基礎理解(2)(安部)
07.交通計画の基礎理解(3)(安部)
08.交通計画の基礎理解(4)(安部)
09.都市居住環境の「実践」(1)：戸建住宅地の計画技術（野原）
10.都市居住環境の「実践」(2)：集合住宅地の計画技術（野原）
11.都市居住環境の「実践」(3)：既成市街地の計画技術（野原）
12.都市居住環境の評価（グループレポート）・発表・議論1（野原・安部）
13.都市居住環境の評価（グループレポート）・発表・議論2（野原・安部）
14.都市居住環境の評価（グループレポート）・発表・議論3（野原・安部）
15.都市居住環境の評価（グループレポート）・発表・議論4／まとめ（野原・安部）

授業時間外の学修内容
（項目説明）授業全体を通して授業前に予習すべき内容、授業後に復習すべき内容を示しています。単位は、授業時間前後の予習復習を含めて認定されます。

毎回の講義を通じて、予告された内容や事前に与えられた資料等に関する予習（用語やテーマに関する事前準備）をしておく。また、発表に関しては、グループでの作業・調査（現地調査含む）・分析・議論を事前に行い発表に臨む。

履修目標
（項目説明）授業で扱う内容（授業のねらい）を示す目標です。より高度な内容は自主的な学修で身につけることを必要としています。

①都市における都市居住環境を空間と交通の双方の視点から高度に理解し、自ら具体的な評価、計画に対する考え方を組み立てられるようになる。
②各都市における都市空間の居住環境を把握・評価し、自ら比較考察および表現できる能力を身につける。

到達目標
（項目説明）授業を履修する人が最低限身につける内容を示す目標です。履修目標を達成するには、さらなる学修を必要としている段階です。

①都市における都市居住環境に関する用語や概念を空間と交通の双方の視点から理解し、評価、計画に関する基礎的な理解を深める。
②各都市における都市空間の居住環境を把握・評価、及び表現できる手法を理解する。

成績評価の方法
（項目説明）成績評価の方法と評価の配分を示しています。

成績は、小レポートや小課題(50%)・グループ発表及びレポート(40%)・毎回のコメントシート及び発表議論(10％)など基にして総合的に評価する。

成績評価の基準 -ルーブリック-
（項目説明）授業別ルーブリックでは評価の項目と、成績評価の基準との関係性を確認できます。（表示されない場合もあります。）

【成績評価の基準表】

秀(S)	優(A)	良(B)	可(C)	不可(F)
履修目標を越えたレベルを達成している	履修目標を達成している	履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している	到達目標を達成している	到達目標を達成できていない

履修目標：授業で扱う内容（授業のねらい）を示す目標
到達目標：授業において最低限学生が身につける内容を示す目標

【授業別ルーブリック】

評価項目	評価基準
評価項目	期待している以上である	十分に満足できる(履修目標)	やや努力を要する	努力を要する(到達目標)	相当の努力を要する
理解度	授業内容を越えた自主的な学修が認められる。	授業内容をほぼ100％理解している。	到達目標は理解しているが、授業内容に不足がある。	到達目標に達していることが認められる。	到達目標に達していない。
課題解法能力	解法が分からない他人にアドバイスができる。	何も参照せずに独自の能力で課題を解くことができる。	参考書などを参考にすれば、独自で課題を解くことができる。	他人のアドバイスがあれば課題を解くことができる。	他人のアドバイスがあっても自発的に課題を解くことができない。
調査能力（予習・調査）	自ら進んで予習範囲を越えて調べている。	予習範囲を十分に理解し、他人に説明できる。	指示した予習範囲の理解にあいまいな点がある。	指示された範囲は予習するが、理解が不十分である。	指示された範囲は予習が不十分である。

授業の方法
（項目説明）教員が授業をどのように進めるのか、課題提出などの情報もあわせて示しています。

理論的・題材的な講義をもとに評価手法を学ぶとともに、具体的な地区についての評価（グループワーク）を行い、その評価に対する発表・討議も含めて授業を進めてゆく。

教科書

教科書1	ISBN
	書名	教科書は特に指定しないが参考書・文献については授業中に紹介する。
	著者名		出版社	出版年

参考書

参考書1	ISBN	9784761523930
	書名	バスでまちづくり
	著者名	中村文彦	出版社	学芸出版社	出版年	2006

参考書2	ISBN	9784761540876
	書名	まちづくりキーワード事典第三版
	著者名	三舩康道, 中村文彦他	出版社	学芸出版社	出版年	2009

参考書3	ISBN	9784130622028
	書名	住環境　評価方法と理論
	著者名	浅見泰司	出版社	東京大学出版会	出版年	2001

参考書4	ISBN	9784395321100
	書名	アーバンデザイン講座
	著者名	前田英寿・遠藤新・野原卓・阿部大輔・黒瀬武史	出版社	彰国社	出版年	2018

履修条件および関連科目
（項目説明）この授業を履修するにあたってあらかじめ履修が必要な授業，並行して履修することによって学修効果を高める授業などを示しています。

学部での都市計画・交通計画に関連する科目。

備考

大学の行動指針に従って対応が変わる場合がある。進め方については、随時連絡するので確認すること。

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