タイトル
時間割コード:VB02008 日本語シラバス 英語
生態会計研究[Ecological Accounting]
 
担当教員
曹 勁[CAO JIN]
開講学部等 国際社会科学府 対象年次   単位数 2 使用言語  
開講時期 春学期 開講曜限   クラス 生態会計研究
授業形態 併用(対面系) 授業形態(詳細) 授業方法
特記事項  
ナンバリングコード 実務経験のある教員による授業
授業の目的  
サステナビリティ社会の構築に向けた会計分野として、生態会計、いわゆる環境会計が注目を集めています。環境会計とは、企業活動をサステナビリティの観点から包括的に把握し、マネジメントおよび報告を行う会計手法です。この会計の最大の特徴は、収益や費用といった経済活動に関する財務情報に加え、温室効果ガスの排出対応、労働環境の整備、人権保護、地域社会との協働といったサステナビリティに関する企業情報を認識・測定・分析・報告する点にあります。本講義では、環境会計の基本的な構造を理解するとともに、環境報告、財務会計、管理会計の各領域での応用について学びます。
 
授業計画
(項目説明)授業全体のスケジュールを示しています。学修計画を立てる際の参考にしてください。
 
1. 生態会計のフレームワーク
2. サステナビリティ経営の進展
3. 環境経営の進展と会計
4. 企業生態会計の展開
5. 環境報告会計Ⅰ
6. 環境報告会計Ⅱ
7. 環境報告会計Ⅲ
8. 環境報告会計ケーススタディ
9. 環境財務会計Ⅰ
10.環境財務会計Ⅱ
11.環境財務会計Ⅲ
12.環境管理会計Ⅰ
13.環境管理会計Ⅱ
14.環境管理会計Ⅲ
15.総括
16.期末レポート
 
授業時間外の学修内容
(項目説明)授業全体を通して授業前に予習すべき内容、授業後に復習すべき内容を示しています。単位は、授業時間前後の予習復習を含めて認定されます。
 
1.企業のサステナビリティ報告書を読んで企業の活動を分析する。
2.サステナビリティに関連するガイドラインや基準を読んで企業にどのように適用されているか分析する。
 
履修目標
(項目説明)授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標です。より高度な内容は自主的な学修で身につけることを必要としています。
 
1.生態会計のマネジメントツールを習得し、企業への展開を構想できる。
2.企業をサステナビリティの観点から分析し、改善策提案できる能力を習得する。
3.環境問題や社会問題を財務会計・管理会計の視点から分析し、新たな問題へ応用できる能力を習得する。
 
到達目標
(項目説明)授業を履修する人が最低限身につける内容を示す目標です。履修目標を達成するには、さらなる学修を必要としている段階です。
 
1.サステナビリティの考え方を理解する。
2.企業活動の諸側面(経済・環境・社会)とそのマネジメントについて理解する。
3.環境会計の基本的なしくみを理解する。
 
成績評価の方法
(項目説明)成績評価の方法と評価の配分を示しています。
 
プレゼンテーション(50%)、レポート(50%)により評価します。レポートの回数によって変更があります。
 
成績評価の基準 -ルーブリック-
(項目説明)授業別ルーブリックでは評価の項目と、成績評価の基準との関係性を確認できます。(表示されない場合もあります。)
 
【成績評価の基準表】
秀(S)優(A)良(B)可(C)不可(F)
履修目標を越えたレベルを達成している履修目標を達成している履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している到達目標を達成している到達目標を達成できていない
履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
【授業別ルーブリック】
評価項目評価基準
期待している以上である十分に満足できる(履修目標)やや努力を要する努力を要する(到達目標)相当の努力を要する
調査分析能力サステナビリティ会計の最新の知見を取り入れた分析を行うことができる。与えられたサステナビリティ課題に対して、理論面と実践面の両方から分析することができる。与えられたサステナビリティ課題に対して、先行研究を整理することができる。与えられたサステナビリティ課題に対して、限定的な分析しかできない。与えられたサステナビリティ課題に対して、適切な分析ができない。
事例研究能力自ら適切な事例を選択し、適切な研究方法に基づいて事例研究を行うことができる。事例または研究方法を提示されれば、適切な事例研究を行うことができる。事例および研究方法の双方を提示すれば、適切な事例研究を行うことができる。事例および研究方法を提示しても、事例研究を十分に展開することが難しい。事例と研究方法を提示しても、事例研究を行うことができない。
 
授業の方法
(項目説明)教員が授業をどのように進めるのか、課題提出などの情報もあわせて示しています。
 
配布資料・パワーポイントを用いた履修者のプレゼンテーションを中心に、履修者全員で議論を行います。
 
教科書補足  
授業の中で適宜指示します。
 
参考書  
参考書1 ISBN 9784839421304
書名 サステナビリティ社会のための生態会計入門
著者名 河野, 正男, 1940-,八木, 裕之,千葉, 貴律,河野正男, 八木裕之, 千葉貴律 編著 出版社 森山書店 出版年 2013.5
 
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