タイトル
時間割コード:PB50016 日本語シラバス 英語
証券市場[Securities Market]
 
担当教員
柴崎 健[SHIBASAKI TAKESHI]
開講学部等 国際社会科学府 対象年次   単位数 2 使用言語 日本語
開講時期 春学期 開講曜限   クラス 証券市場
授業形態 授業形態(詳細) 授業方法
特記事項  
ナンバリングコード 実務経験のある教員による授業
授業の目的  
日々刻々と変化する金融市場の見方を学ぶと共に証券市場の変化を概説する。バブル発生と金融商品の発展は表裏一体の面があり、その功罪を歴史的な視点から議論する。金融市場の発展プロセスは、マネーフローとそれを取り巻くマクロ経済の変化と不可分であり、金融・証券市場を論ずることは金融システムの在り方そのものを問うことになる。また、金融商品のイノベーションには金融機関の投資行動、アセットアロケーションの変化に表れるため、投資家を取り巻く経営環境、規制面を研究する講義となる。
 
授業計画
(項目説明)授業全体のスケジュールを示しています。学修計画を立てる際の参考にしてください。
 
1.証券分析の基礎
-証券の分析・評価
-債券市場の概観
2.国債の歴史
-各国の国債管理制度
-国債を取り巻くマネーフロー
-金融政策と財政政策の関係
3.経済学とファイナンス
-ファイナンスと金融の発展
-金利・クレジット・リスク評価
4.証券市場の発展と金融規制
-ファイナンスと金融の発展
5.現在の金融市場の課題
-金融システム・証券投資の課題
 
授業時間外の学修内容
(項目説明)授業全体を通して授業前に予習すべき内容、授業後に復習すべき内容を示しています。単位は、授業時間前後の予習復習を含めて認定されます。
 
授業中に課題を出して、次回の授業で報告してもらうことがある。
 
履修目標
(項目説明)授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標です。より高度な内容は自主的な学修で身につけることを必要としています。
 
マーケットの動きを予想するための基礎体力をつけるために、市場動向や金融・証券市場の発展プロセスを把握することを目指す。
 
到達目標
(項目説明)授業を履修する人が最低限身につける内容を示す目標です。履修目標を達成するには、さらなる学修を必要としている段階です。
 
最近の金融市場のニュースに触れて、経済社会の変化を自ら考える力を付けることが第一目標である。金融・証券市場の社会的役割と今後の課題を認識しつつ、金融・証券市場の将来の姿を考察することを期待する。
 
成績評価の方法
(項目説明)成績評価の方法と評価の配分を示しています。
 
期末レポートを基軸として、日常の授業参加姿勢を加味する。
 
成績評価の基準 -ルーブリック-
(項目説明)授業別ルーブリックでは評価の項目と、成績評価の基準との関係性を確認できます。(表示されない場合もあります。)
 
【成績評価の基準表】
秀(S)優(A)良(B)可(C)不可(F)
履修目標を越えたレベルを達成している履修目標を達成している履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している到達目標を達成している到達目標を達成できていない
履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
【授業別ルーブリック】
評価項目評価基準
期待している以上である十分に満足できる(履修目標)やや努力を要する努力を要する(到達目標)相当の努力を要する
理解度授業内容を越えた自主的な学修が認められる。授業内容をほぼ100%理解している。到達目標は理解しているが、授業内容に不足がある。到達目標に達していることが認められる。到達目標に達していない。
課題解法能力解法が分からない他人にアドバイスができる。何も参照せずに独自の能力で課題を解くことができる。参考書などを参考にすれば、独自で課題を解くことができる。他人のアドバイスがあれば課題を解くことができる。他人のアドバイスがあっても自発的に課題を解くことができない。
予測度独自の予測手法を構築する市場の動きを正確に予測する市場を予想するためのロジックを把握する今起こっている市場の動きを理解する到達目標に達していない
 
授業の方法
(項目説明)教員が授業をどのように進めるのか、課題提出などの情報もあわせて示しています。
 
資料を配布して講義を実施する。証券市場のその時々の課題を選択して受講者に報告・議論してもらう場合がある。
 
参考書  
参考書1 ISBN 9784532133726
書名 新・証券投資論
著者名 日本証券アナリスト協会 編, 出版社 日本経済新聞出版社 出版年 2009
参考書2 ISBN 9784106037283
書名 金融の世界史 バブルと戦争と株式市場
著者名 板谷敏彦 著, 出版社 横浜市中央図書館 出版年 2015
参考書3 ISBN 9784502085505
書名 金融緩和のもとでの国債リスク = Money Financial System Risks of Bond Investment
著者名 柴崎健 著, 出版社 中央経済社 出版年 2014
参考書4 ISBN 9784492654682
書名 入門企業金融論 : 基礎から学ぶ資金調達の仕組み
著者名 中島真志 著, 出版社 東洋経済新報社 出版年 2015
参考書5 ISBN 9784532134679
書名 変革迫られる年金運用 : マイナス金利の衝撃
著者名 年金資産運用研究会 編, 出版社 日本経済新聞出版社 出版年 2016
参考書6 ISBN 9784322130256
書名 債券運用と投資戦略
著者名 太田智之 監修, 出版社 金融財政事情研究会 出版年 2016
参考書7 ISBN 9784532357252
書名 2020年 消える金融 : しのびよる超緩和の副作用
著者名 高田創 柴崎健 大木剛 著, 出版社 日本経済新聞出版社 出版年 2017
 
キーワード  
債券市場(Bond Market),金融システム(financial system),マネーフロー(money flow),金融規制(financial regulation)
 
教員からの一言  
企業活動やプロジェクト判断には金融市場を予測することが不可欠です。資本市場の見方を訓練したいと思います。
 
↑ ページの先頭へ戻る