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・本講座は、定性研究方法論の側面から事例研究をベースとした著名な比較経営・国際経営の学術論文を読み解くことを目的にしている。 ・講座前半では定性研究方法論、リサーチデザインについて講義と質疑応答を中心に学習する。 ・講座後半では国際経営に関連するケーススタディ研究を行った学術論文の中から、自分の関心がある(または自分の研究に関連する)学術論文を読み、その論文について発表と議論をおこなう。
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1. はじめに 面白い研究論文とはなにか 2. 講義:ケース・スタディ方法論:どのアプローチを選ぶか1回目 3. 講義:ケース・スタディ方法論:どのアプローチを選ぶか2回目 4. 講義:ケース・スタディ方法論:どのアプローチを選ぶか3回目 5. 講義:ケース・スタディ方法論:どのアプローチを選ぶか4回目 6. 事例研究の優良論文(アイセンハード)を実際に読んでみる 7. 事例研究の優良論文(サットン)を実際に読んでみる 8. 比較経営論・国際経営学に関する学術論文の発表1回目 9. 比較経営論・国際経営学に関する学術論文の発表2回目 10. 比較経営論・国際経営学に関する学術論文の発表3回目 11. 比較経営論・国際経営学に関する学術論文の発表4回目 12. 比較経営論・国際経営学に関する学術論文の発表5回目 13. 比較経営論・国際経営学に関する学術論文の発表6回目 14. 比較経営論・国際経営学に関する学術論文の発表7回目 15. 比較経営論・国際経営学に関する学術論文の発表8回目 16. 最終課題発表
※日程はクラスの規模に応じて変更・調整します。
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授業が始まる前に、以下の文献を読んでおくことが重要である。 横澤公道, 辺成祐, 向井悠一朗 (2013)「ケース・スタディ方法論:どのアプローチを選ぶか―経営学輪講 Glaser and Strauss (1967), Yin (1984), Eisenhardt (1989a) の比較分析」『赤門マネジメント・レビュー』 12(1), 41-68. http://www.gbrc.jp/journal/amr/AMR12-1.html
各自講義5回目までに以下の課題について取り組むこと。
課題:以下の二本の論文を精読する。 1. K. M. Eisenhardt(1989).Making Fast Strategic Decisions in High-Velocity Environments. The Academy of Management Journal, Vol. 32, No. 3, pp. 543-576. 2. Robert I. Sutton(1987)The Process of Organizational Death: Disbanding and Reconnecting. Administrative Science Quarterly, Vol. 32, No. 4, pp. 542-569.
論文を読む際に以下の点に着目して読む。 1. 論文はどのような定説、常識を打ち破いたのか。どのような理論の穴を埋めたのか。 2. 論文の構造は一般的なものと比較してどこが違うかまたは同じか。 3. 各節にはどのような情報が記載されていたか。 4. 筆者の研究志向と研究パラダイムは何か。 5. 方法(Method, Methodology)の部分にはどういった情報が記載されていたか。 6. 定性データはどのように提示されていたか。 7. 論文を読んだ感想と自分の研究へのインプリケーション。
また、時間に余裕があったら参考文献も読んでおく(参考書に提示)。
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1. 国際経営学に関連する学術論文を以下の点から深く理解したら目的を「優」のレベルで履修目的を達成したとする。 ・事例研究にはいくつかのアプローチがあることを理解する。 ・各アプローチにはどのような違いとメリットデメリットがあるのかを理解する。 ・事例研究法のデザインを習得する。
2. 国際経営に関する代表的な理論を方法論の視点から深く理解する。
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1. 国際経営学に関連する学術論文の基礎を以下の点から理解したら目的を「可」のレベルで履修目的を達成したとする。 ・事例研究にはいくつかのアプローチがあることを理解する。 ・各アプローチにはどのような違いとメリットデメリットがあるのかを理解する。 ・事例研究法のデザインを習得する。
2. 国際経営に関する代表的な理論の基礎を方法論の視点から理解することができたら履修目的を「可」のレベルで履修目的を達成したとする。
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・発表と論文のレジュメ(40%) ・授業への積極的な参加(30%) ・最終レポート(30%)
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【成績評価の基準表】
秀(S) | 優(A) | 良(B) | 可(C) | 不可(F) |
履修目標を越えたレベルを達成している | 履修目標を達成している | 履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している | 到達目標を達成している | 到達目標を達成できていない |
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履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
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前半は講義とその後の議論をベースとする。講義はパワーポイントを使って行う。 後半は各自で学術論文の発表を行う。討論者2人を中心にご論を行う。
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9784788505490
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データ対話型理論の発見
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グレイザー, B. G., & ストラウス, A. L.著 後藤隆, 大出春江, 水野節夫訳
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13
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新曜社
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事例研究、ケーススタディ、方法論、研究デザイン、定性調査、国際経営学、学術論文、国際ビジネス、多国籍企業論
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本講義は、方法論の視点から国際経営の学術論文を読むという趣旨で、学術論文を深く読み込むには必須と確信をしております。是非楽しんで講義を受けていただければと思います。また同時に定性研究の基礎を学べますので、論文執筆にも役に立ちます。
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担当する講師は、同様の内容の講義を3年前から毎年2日間の集中講義を筑波大学大学院ビジネス科学研究科(社会人コース)でも非常勤講師として担当している。
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