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経済学のデータ分析に必要な基礎知識を講義する。特に、経済における原因と結果の関係(因果関係)を、データを使ってどのように測定(推定)するかを勉強する。
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1. イントロダクション―授業の概要 2. 経済学では、データを使って何を知りたいのか(教科書第1章) 3. データとは:マクロデータ:GDP、物価・インフレーション、失業率 4. データとは:ミクロデータ:個票データ、パネルデータ 5. データの相関関係(教科書第1章) 6. 因果関係の測定:銃の携帯を許すと犯罪は助長されるか、抑止されるか(教科書第1章補論) 7. 因果関係の測定:教育のリターン(教科書第1章) 8. 因果関係の測定:因果関係と識別問題(教科書第1章、第2章) 9. 因果関係の測定:計量経済学の方法:最小二乗法、重回帰法(教科書第1,3,5章) 10.因果関係の測定:計量経済学の方法:操作変数法、ランダム化比較試験(教科書第1,3,5章) 11.因果関係の測定:供給曲線と需要曲線、食糧配給が健康に与える効果(教科書第2章,第5章) 12.因果関係の測定:ドメスティックバイオレンスの容疑者を逮捕すると再犯率はどれだけ下がるか(教科書第5章) 13.部分識別入門:何も仮定しないときのバウンド(教科書第1章) 14.部分識別入門:増加関数の仮定の下でのバウンド(教科書第2章) 15.部分識別入門:単調処置選択の下でのバウンド(教科書第4章) 16.定期試験
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予習、復習:参考書を読んで授業内容を理解する。授業に沿って、実際にデータを使って分析する。
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経済における原因と結果の関係(因果関係)について、データから何が分かるのかを理解する。具体的には、データとは何か、データの入手方法、経済学ではデータから何を知りたいのか(因果関係)、知りたい因果関係はデータから本当に分かるのか(識別問題)、計量経済学はどのようにして因果関係を測定しているのか、その問題点は何か、新しい計量経済学である部分識別はどのようにして因果関係を測定しているのか・・・を、社会事象の具体例を使いながら、理解する。
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経済における原因と結果の関係(因果関係)について、データから何が分かるのかを理解する。具体的には、データとは何か、データの入手方法、経済学ではデータから何を知りたいのか(因果関係)、知りたい因果関係はデータから本当に分かるのか(識別問題)、計量経済学はどのようにして因果関係を測定しているのか、その問題点は何か、新しい計量経済学である部分識別はどのようにして因果関係を測定しているのか・・・を、社会事象の具体例を使いながら、理解する。 a.知識・教養 b.思考力 c.コミュニケーション力 d.倫理観・責任感
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【成績評価の基準表】
秀(S) | 優(A) | 良(B) | 可(C) | 不可(F) |
履修目標を越えたレベルを達成している | 履修目標を達成している | 履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している | 到達目標を達成している | 到達目標を達成できていない |
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履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
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【授業別ルーブリック】
評価項目 | 評価基準 |
期待している以上である | 十分に満足できる(履修目標) | やや努力を要する | 努力を要する(到達目標) | 相当の努力を要する |
理解度 | 授業内容を越えた自主的な学修が認められる。 | 授業内容をほぼ100%理解している。 | 到達目標は理解しているが、授業内容に不足がある。 | 到達目標に達していることが認められる。 | 到達目標に達していない。 |
課題解法能力 | 解法が分からない他人にアドバイスができる。 | 何も参照せずに独自の能力で課題を解くことができる。 | 参考書などを参考にすれば、独自で課題を解くことができる。 | 他人のアドバイスがあれば課題を解くことができる。 | 他人のアドバイスがあっても自発的に課題を解くことができない。 |
調査能力(予習) | 自ら進んで予習範囲を越えて調べている。 | 予習範囲を十分に理解し、他人に説明できる。 | 指示した予習範囲の理解にあいまいな点がある。 | 指示された範囲は予習するが、理解が不十分である。 | 指示された範囲は予習が不十分である。 |
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経済学は実証的な学問です。どのようにデータを使って実証分析をするかを勉強しましょう。
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