タイトル
時間割コード:9103007 日本語シラバス
中国事情Ⅰ[Introduction to China Ⅰ]
 
担当教員
徐 浩源, 于 臣[XU HAOYUAN, YU CHEN]
開講学部等 全学教育/教養教育 対象年次 1〜 単位数 1 使用言語 日本語
開講時期 春学期(第1ターム) 開講曜限   クラス  
授業形態 授業形態(詳細) 授業方法
特記事項  
ナンバリングコード GQ.2711 実務経験のある教員による授業
授業の目的  
 中国政府が提唱した「中国製造2025」や「一帯一路」経済圏構想をはじめ、ヒト、モノ、マネーのみならず、中国から発信した中国式の行動様式や価値観は全世界に大きな影響を及ぼしている。こうした背景の下で、最大の貿易相手国である中国と「ウィン・ウィン」の関係を築くために、また日中関係の改善を促すために本授業では中国の文化・歴史・社会、そして政治と経済体制ならびにその形成要因、ビジネスモデル、とくに加速する中国のキャッシュレス社会、同年代の若者の生き方(教育、就職、結婚)などをとりあげる。なお、中国の各側面に詳しい専門家を外部講師として招請し、特別講座を開催していただく。受講生には中身の濃い講義や講座に参加させることで、等身大の中国の基本的特徴をつかみ、将来、中国を相手に仕事をするためのノウハウや人脈づくり等の基礎知識を習得させる。さらに異文化に対する理解力の向上にともない、日中両国における本当の意味での提携の大切さを認識させ、両国間の互恵関係の構築、ならびにグローバル社会に対応できる国際型人材に必要とされる基礎的素養を身につけさせる。
 
授業計画
(項目説明)授業全体のスケジュールを示しています。学修計画を立てる際の参考にしてください。
 
全8回
1.5/12 ガイダンス(履修説明)
2.5/19 中国概況(国土、人口、言語、政治経済体制など)
3.5/26 現代中国の政治と外交:新中国の成立から今日までの中国の政治体制、権力構造の変遷、ならびに各時期の政治・外交政策の変動など
4.6/2  現代中国の社会事情(伝統社会の特徴、社会問題、法治、民主化、科学の発展、国民意識の変化など)
5.6/9  現代中国の経済事情(中国式市場経済の特徴、ビジネスモデルなど)
6.6/16 現代中国の文化事情(中国の伝統思想や慣習にかかわる中国の現代文学や中国式の考え方、行動様式など)
7.6/23 現代中国文学
8.6/30 総合討論

※各回の内容は、授業の進捗状況により変更になる場合がある。
 
授業時間外の学修内容
(項目説明)授業全体を通して授業前に予習すべき内容、授業後に復習すべき内容を示しています。単位は、授業時間前後の予習復習を含めて認定されます。
 
積極的に日本と中国の政治、社会、経済、文化を扱う書物やネット記事を幅広く読むこと。
 
履修目標
(項目説明)授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標です。より高度な内容は自主的な学修で身につけることを必要としています。
 
・現代中国の政治、社会、経済、文化の特徴と本質を説明することができる。
・異国文化をいかに理解すべきか、また中国とどのように付き合うべきかについて提言することができる。
 
到達目標
(項目説明)授業を履修する人が最低限身につける内容を示す目標です。履修目標を達成するには、さらなる学修を必要としている段階です。
 
・現代中国の政治、社会、経済、文化の特徴をだいたい説明することができる(a.知識・教養) 。
・異国文化をいかに理解すべきか、また中国とどのように付き合うべきかについてそれなりに意見を述べることができる。(b.思考力)。
 
成績評価の方法
(項目説明)成績評価の方法と評価の配分を示しています。
 
評価点=平常点(40%)+最終レポート(60%)。ただ3回以上欠席した場合、最終レポートは受理されない。
 
成績評価の基準 -ルーブリック-
(項目説明)授業別ルーブリックでは評価の項目と、成績評価の基準との関係性を確認できます。(表示されない場合もあります。)
 
【成績評価の基準表】
秀(S)優(A)良(B)可(C)不可(F)
履修目標を越えたレベルを達成している履修目標を達成している履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している到達目標を達成している到達目標を達成できていない
履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
【授業別ルーブリック】
評価項目評価基準
期待している以上である十分に満足できる(履修目標)やや努力を要する努力を要する(到達目標)相当の努力を要する
理解度現代中国の政治、社会、経済、文化の特徴と本質、ならびにその思想的根源を説明することができる。現代中国の政治、社会、経済、文化の特徴と本質を説明することができる。現代中国の政治、社会、経済、文化の特徴と本質をだいたい説明することができる。現代中国の政治、社会、経済、文化の特徴をだいたい説明することができる現代中国の政治、社会、経済、文化の特徴を説明することができない。
問題解決能力異国文化をいかに理解すべきか、また中国とどのように付き合うべきかについて独創的なアイデアを提案することができる。異国文化をいかに理解すべきか、また中国とどのように付き合うべきかについて提言することができる。異国文化をいかに理解すべきか、また中国とどのように付き合うべきかについてある程度提言することができる。異国文化をいかに理解すべきか、また中国とどのように付き合うべきかについてそれなりに意見を述べることができる。異国文化をいかに理解すべきか、また中国とどのように付き合うべきかについて意見を述べることができない。
 
授業の方法
(項目説明)教員が授業をどのように進めるのか、課題提出などの情報もあわせて示しています。
 
2020年度春学期はすでに連絡されている通り、すべての授業について学生が大学を訪問しない遠隔授業で実施します。このため、ビデオ会議のできるPCやスマートフォンが必要となります。授業によっては大量の情報が送信されますので、できる限りカメラとマイクが内蔵されたPCを利用してください。「中国事情」の遠隔授業は基本的に、Zoomというビデオ会議システムと本学の授業支援システムの2つを使用して実施します。ビデオ会議システムZoomの利用に際しては、各自、事前に、持っているPCやスマートフォンにアプリケーションをダウンロード・インストールしておいてください。ブラウザからもZoomの利用はできますが、デスクトップアプリと同様の機能が実現できないことがあります。Zoomでのミーティングに参加するには、授業支援システムから履修したい授業にて案内されるURL、もしくはミーティングIDと対応するパスワードが必要となります。Zoomミーティングの情報を確実に得られるよう、履修したい授業については早めに授業支援システム上で「利用仮登録」の手続きを各自行ってください。「利用仮登録」のリンクは、授業支援システムにアクセスした後、HOMEのページの右上(スマートフォンでは上部)に現れます。時間割で講義コード、科目名、担当教員名をメモした後、「利用仮登録」―「検索条件変更」を選択し、関連する情報を入力して授業を検索して仮登録します。授業の前日に、授業支援システムの掲示板でZoomミーティング情報を確認してください。ログインするときに学籍番号を先に書いてから名前の漢字を入力してください。具体的なログイン手順は授業支援システムにおける中国事情Ⅰ一回目授業内容のところで確認できる。遠隔授業においては、外部講師を招いてオンライン講義を実施することもある。なお、授業支援システムに関係資料をアップロードし、各自読んで感想やレポートを書いてもらうこともある。
 
教科書  
教科書1 ISBN
書名
著者名 出版社 出版年
 
教科書補足  
-
 
参考書補足  
 
履修条件および関連科目
(項目説明)この授業を履修するにあたってあらかじめ履修が必要な授業,並行して履修することによって学修効果を高める授業などを示しています。
 
単位目当てはなく、本気で中国に興味を持つのが望ましい。なお、第2ターム開講する『中国事情Ⅱ』(全8回、1単位)の受講も勧める。『中国事情Ⅱ』の履修登録は『中国事情Ⅰ』と同じ時期に行っていただきます。
 
キーワード  
異文化理解(cross-cultural understanding)、日中関係(Sino-Japanese relations)
 
備考  
先入観を切り捨てて、広い視野を持ちましょう!
 
教員からの一言  
毎回テストを受けること、レポートを独立作成することができれば、履修目的の達成と単位取得に大変重要な基本ステップである。分からないことがあれば学習者間のディスカッションや教員と意見交換を行うことも学習効果を高めるポイントである。
 
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