タイトル
時間割コード:VB02007 日本語シラバス 英語
公会計研究[Governmental Accounting System]
 
担当教員
原 俊雄[HARA TOSHIO]
開講学部等 国際社会科学府 対象年次   単位数 2 使用言語  
開講時期 春学期 開講曜限   クラス  
授業形態 授業形態(詳細) 授業方法
特記事項  
ナンバリングコード 実務経験のある教員による授業
授業の目的  
公的部門や非営利組織に関しても会計は行われている。これらの領域は公会計と呼ばれるが、近年では、公会計制度に営利組織体を対象としてきた複式簿記、発生主義会計の手法が導入されている。このような状況を踏まえ、本講義では、テキストの輪読により、公会計の現状,将来の方向性を検討する。
 
授業計画
(項目説明)授業全体のスケジュールを示しています。学修計画を立てる際の参考にしてください。
 
1.ガイダンス
2.政府会計の基盤
3.政府会計の基礎概念
4.非営利組織会計の基礎概
5.公会計情報の信頼性
6.地方自治体における公会計情報の活用とNPM
7.公共性・効率性と会計システム
8.財政の悪化を顕在化させる政府会計
9.地方公共団体の会計
10.独立行政法人の会計
11.公益法人会計
12.学校法人会計
13.医療法人の会計
14.Rethinking the Rules of Governmental Accounting
15.公会計の将来
 
授業時間外の学修内容
(項目説明)授業全体を通して授業前に予習すべき内容、授業後に復習すべき内容を示しています。単位は、授業時間前後の予習復習を含めて認定されます。
 
教科書を熟読し,入手可能な参考文献もできるだけ目を通しておくこと。
 
履修目標
(項目説明)授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標です。より高度な内容は自主的な学修で身につけることを必要としています。
 
現行の公会計の現状を正しく理解したうえで,その問題点を把握し,提案されている公会計改革案について検討し,新たな提案を行うことができる。
 
到達目標
(項目説明)授業を履修する人が最低限身につける内容を示す目標です。履修目標を達成するには、さらなる学修を必要としている段階です。
 
公会計の意義・制度について他者に説明できる。
公的部門において生じている問題とその解決に向けた取り組みについて他者に説明できる。
公会計、企業会計に共通する会計の意義と役割について他者に説明できる。
 
成績評価の方法
(項目説明)成績評価の方法と評価の配分を示しています。
 
毎回の課題で評価する予定である。
 
成績評価の基準 -ルーブリック-
(項目説明)授業別ルーブリックでは評価の項目と、成績評価の基準との関係性を確認できます。(表示されない場合もあります。)
 
【成績評価の基準表】
秀(S)優(A)良(B)可(C)不可(F)
履修目標を越えたレベルを達成している履修目標を達成している履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している到達目標を達成している到達目標を達成できていない
履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
【授業別ルーブリック】
評価項目評価基準
期待している以上である十分に満足できる(履修目標)やや努力を要する努力を要する(到達目標)相当の努力を要する
理解度授業内容を越えた自主的な学修が認められる。授業内容をほぼ100%理解している。到達目標は理解しているが、授業内容に不足がある。到達目標に達していることが認められる。到達目標に達していない。
課題解法能力解法が分からない他人にアドバイスができる。何も参照せずに独自の能力で課題を解くことができる。参考書などを参考にすれば、独自で課題を解くことができる。他人のアドバイスがあれば課題を解くことができる。他人のアドバイスがあっても自発的に課題を解くことができない。
調査能力(予習)自ら進んで予習範囲を越えて調べている。予習範囲を十分に理解し、他人に説明できる。指示した予習範囲の理解にあいまいな点がある。指示された範囲は予習するが、理解が不十分である。指示された範囲は予習が不十分である。
 
授業の方法
(項目説明)教員が授業をどのように進めるのか、課題提出などの情報もあわせて示しています。
 
今年度の授業は,「授業支援システム」を活用した遠隔方式で行う。各自で教科書を入手し,毎週,講義の時間までに,1章ごとに教科書の内容の要約と考察,電子ジャーナル等で入手可能な参考文献も活用して,水曜日中に授業支援システムにアップロードすること。必要に応じ,ZoomsやTeamsを利用したディスカッションも行う予定である。
 
教科書  
教科書1 ISBN 9784502452505
書名 政府と非営利組織の会計
著者名 大塚, 宗春,黒川, 行治,山本, 清, 出版社 13 出版年 中央経済
教科書2 ISBN 9780071423878
書名 Rethinking the Rules of Financial Accounting
著者名 Anthony, R. N. 出版社 13 出版年 McGraw-H
 
参考書  
参考書1 ISBN 9784502433702
書名 公会計制度の改革
著者名 亀井孝文 著 出版社 13 出版年 中央経済
参考書2 ISBN 9784502193101
書名 非営利組織体の会計
著者名 杉山学, 鈴木豊 編著 出版社 中央経済社 出版年 2002
参考書3 ISBN 9784561362128
書名 政府公会計の理論と実務 : 国の予算・決算制度,財産管理,政策評価及び国際公会計基準への対応
著者名 山浦久司 監修,東信男 著 出版社 13 出版年 白桃書房
参考書4 ISBN 9784502174612
書名 新地方公会計統一基準の完全解説 : 公会計・公監査の考え方とすすめ方
著者名 鈴木豊 著 出版社 13 出版年 中央経済
参考書5 ISBN 9780415683142
書名 Public Sector Accounting
著者名 Tjerk Budding et al. 出版社 13 出版年 Routledg
 
履修条件および関連科目
(項目説明)この授業を履修するにあたってあらかじめ履修が必要な授業,並行して履修することによって学修効果を高める授業などを示しています。
 
会計学(簿記、財務会計、管理会計)についての理解が不可欠である。
 
キーワード  
政府会計(Public Sector Accounting),公会計(Governmental Accounting)
 
参照ホームページ  
国際公会計基準審議会 Handbooks, Standards, and Pronouncements http://www.ifac.org/publications-resources/2013-handbook-international-public-sector-accounting-pronouncements 米国公会計基準審議会 http://www.gasb.org/
 
教員からの一言  
実社会に出る前に,英語などの語学とともに,“Language of Business” と呼ばれる企業会計を習得しましょう。また,様々な学問も学び,授業料という自分への投資を大きく上回るリターンをあげて下さい。
 
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