タイトル
時間割コード:VB02001 日本語シラバス 英語
会計制度研究[Accounting System]
 
担当教員
齋藤 真哉[SAITO SHINYA]
開講学部等 国際社会科学府 対象年次   単位数 2 使用言語  
開講時期 秋学期 開講曜限   クラス 会計制度研究
授業形態 授業形態(詳細) 授業方法
特記事項  
ナンバリングコード 実務経験のある教員による授業
授業の目的  
近年の会計基準の開発や改訂等の動きのなかから、収益認識とリース会計を取り上げて、会計処理と税務対応の2つの観点から検討を加える。
 
授業計画
(項目説明)授業全体のスケジュールを示しています。学修計画を立てる際の参考にしてください。
 
1.オリエンテーション
2. 「収益認識に関する会計基準」の内容(1):概要
3. 「収益認識に関する会計基準」の内容(2):契約の識別
4. 「収益認識に関する会計基準」の内容(3):履行義務の識別
5. 「収益認識に関する会計基準」の内容(4):対価の測定
6. 「収益認識に関する会計基準」の内容(5):履行義務の充足
7. 「収益認識に関する会計基準」の内容(6):特殊な取引
8. 収益認識会計基準に対する税務上の対応(1)
9. 収益認識会計基準に対する税務上の対応(2)
10.「リース取引に関する会計基準」の内容(1):概要
11.「リース取引に関する会計基準」の内容(2):ファイナンスリースに係るレッサー及びレッシーの会計処理
12.「リース取引に関する会計基準」の内容(3):個別取引
13.IFRSのリース会計基準:使用権モデルとその課題
14.リース取引に対する税務の取り扱い
15.まとめ会計と税務の思考の相違
 
授業時間外の学修内容
(項目説明)授業全体を通して授業前に予習すべき内容、授業後に復習すべき内容を示しています。単位は、授業時間前後の予習復習を含めて認定されます。
 
(予習すべき内容)
・日本基準、IFRS等の現行の会計基準に基づく処理。
(復習すべき内容)
・それぞれの会計処理に関わる考え方と課題の理解に努めること
・会計と税務の思考の相違を理解すること
 
履修目標
(項目説明)授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標です。より高度な内容は自主的な学修で身につけることを必要としています。
 
それぞれの会計処理を修得したうえで、その基盤にある考え方(会計及び税務)を理解し、自らの見解を述べることができること。
 
到達目標
(項目説明)授業を履修する人が最低限身につける内容を示す目標です。履修目標を達成するには、さらなる学修を必要としている段階です。
 
現行の会計基準による処理に関する知識を習得したうえで、会計と税務の考え方の相違を説明できること。

 
成績評価の方法
(項目説明)成績評価の方法と評価の配分を示しています。
 
授業における参加(約70%)とレポート(約30%)により評価する。
授業における参加とは、担当箇所の報告内容と水準、討論への参加度合いを指す。
 
成績評価の基準 -ルーブリック-
(項目説明)授業別ルーブリックでは評価の項目と、成績評価の基準との関係性を確認できます。(表示されない場合もあります。)
 
【成績評価の基準表】
秀(S)優(A)良(B)可(C)不可(F)
履修目標を越えたレベルを達成している履修目標を達成している履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している到達目標を達成している到達目標を達成できていない
履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
【授業別ルーブリック】
評価項目評価基準
期待している以上である十分に満足できる(履修目標)やや努力を要する努力を要する(到達目標)相当の努力を要する
理解度 授業内容を越えた自主的な学修が認められる。授業内容をほぼ100%理解している。到達目標は理解しているが、授業内容に不足がある到達目標に達していることが認められる。到達目標に達していない。
課題解法能力解法が分からない他人にアドバイスができる。何も参照せずに独自の能力で課題を解くことができる。参考書などを参考にすれば、独自で課題を解くことができる。他人のアドバイスがあれば課題を解くことができる。他人のアドバイスがあっても自発的に課題を解くことができない。
調査能力(予習)自ら進んで予習範囲を越えて調べている。予習範囲を十分に理解し、他人に説明できる。指示した予習範囲の理解にあいまいな点がある。指示された範囲は予習するが、理解が不十分である。指示された範囲は予習が不十分である。
 
授業の方法
(項目説明)教員が授業をどのように進めるのか、課題提出などの情報もあわせて示しています。
 
Zoomを利用して同時双方向(リアルタイム)型で実施を予定。
スケジュールに基づいて、報告担当を決めて、順次報告を行い、質疑応答していく形式で授業を進める
授業参加希望者は、事前に私、齋藤まで(s-saito@ynu.ac.jp宛てに)、授業への参加希望の旨と各自のメールアドレズを必ず伝えること。受講希望者に社会人の方が含まれる場合、開講時間帯については、学生の利便性を考慮した対応も検討する。
 
教科書補足  
各種会計基準等
 
参考書  
参考書1 ISBN 9784324105238
書名 具体例で理解する収益認識基準の法人税実務 : 新通達"最速"対応
著者名 林仲宣 編著,林, 仲宣, 1952-, 出版社 ぎょうせい 出版年 2018
参考書2 ISBN 9784502286018
書名 収益認識の税務 : 法人税法から法人税基本通達まで
著者名 藤曲武美著,藤曲, 武美, 出版社 中央経済社 出版年 2018
参考書3 ISBN 9784502271618
書名 IFRS「リース」プラクティス・ガイド
著者名 PwCあらた有限責任監査法人編,PwCあらた, 出版社 中央経済社 出版年 2018
 
参考書補足  
その他の参考資料等については、その都度、必要に応じて紹介する。
 
履修条件および関連科目
(項目説明)この授業を履修するにあたってあらかじめ履修が必要な授業,並行して履修することによって学修効果を高める授業などを示しています。
 
会計に関連する授業を並行して履修することを薦めます。
 
キーワード  
収益認識、履行義務の充足、変動対価、リース取引、使用権モデル
 
備考  
当該テーマは会計のみならず税法に関する一定の知識を前提としますが、その検討を通して会計学、特に計算構造論による思考を把握してください。
 
参照ホームページ  
https://www.asb.or.jp/jp/
 
教員からの一言  
すぐに役に立つことはすぐに役に立たなくなるので、大学時代は時間を掛けなければ得られない思考能力を培ってください。
 
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