タイトル
時間割コード: VB03003 日本語シラバス
経営シミュレーション研究[Foundation of Management Information Systems]
 
担当教員
倉田 久[KURATA HISASHI]
開講学部等 国際社会科学府 対象年次   単位数 2 使用言語  
開講時期 春学期 開講曜限   クラス 経営シミュレーション研究
特記事項  
ナンバリングコード 実務経験のある教員による授業
授業の目的  
経営学を専攻する大学院博士課程の学生を対象とした講義であり,この講義を通じて研究活動に必要な研究課題設定力,モデル構築能力,及びモデル分析技術を習得する.シミュレーション手法によるモデリングを中心に,数理的かつ客観的な研究の遂行能力を構築する.また,将来研究職を目指す大学院生を想定して,学術論文の構想力の熟達(例:論文の構成法や査読プロセスの理解)も目的とする.ほぼ全ての教材や課題は英語で行い,国際的な研究力の育成も目的に含む.
本年度はCOVID-19の蔓延に対応して,Zoomを用いた遠隔授業の形態で講義を実施する.実質セミナーに近い性格の授業であるので,論文輪読,Discussion,学生プレゼンテーションなどの毎回の授業での学生からの積極的な授業参加を期待する.今後のコロナ禍の状況に応じて,講義スケジュールや講義形式が適宜修正される可能性がある.

 
授業計画
(項目説明)授業全体のスケジュールを示しています。学修計画を立てる際の参考にしてください。
 
1 コース説明,シミュレーション分析の概要
2 学術論文執筆法,(ディスカッション課題1出題)
3 学術論文査読技法,(査読課題出題)
4 研究ディスカッション1:シミュレーションの経営分析への応用
5 モデリング手法1:論文輪読
6 演習1:(第3週目の)査読課題の発表,(輪読課題出題)
7 研究ディスカッション2:実験計画法:シミュレーション結果の検証,ディスカッション課題1出題
8 モデリング手法2:論文輪読 (研究アイデア課題出題)
9 演習2:(第6週目の)輪読課題の発表1(輪読課題出題)
10 研究ディスカッション3:シミュレーションの生産問題への応用
11 モデリング手法3:論文輪読
12 演習3:(第9週目の)論文輪読の発表2
13 研究ディスカッション4:マルチエージェントシミュレーションの応用
14 学生プレゼンテーション1:(第8週目の)シミュレーション応用研究アイデア1
15 学生プレゼンテーション2:(第8週目の)シミュレーション応用研究アイデア2,小テスト
(16週目にレポート課題提出)
Covid-19の状況などによって授業スケジュールや授業形態は今後変更される可能性あり。
 
授業時間外の学修内容
(項目説明)授業全体を通して授業前に予習すべき内容、授業後に復習すべき内容を示しています。単位は、授業時間前後の予習復習を含めて認定されます。
 
論文査読,必須テキストの読み込み,論文輪読など各講義前に必要な講義資料を読み込み必要な発表の準備しておくことが必須である.講義資料はYNU授業支援システムを用いて配布する.講義内容に基づいた発表課題や提出課題を課されるので毎回の講義後に講義内容の復習も重要である.シミュレーションを応用した研究アイデアの構築に,十分な時間と労力を掛けるようにすること.
 
履修目標
(項目説明)授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標です。より高度な内容は自主的な学修で身につけることを必要としています。
 
・学術論文の研究課題の設定,モデル構築,モデル分析を適切に設計し実行できる研究遂行プロセスを詳細に理解し,遂行できる.
・シミュレーションを中心に数理的・計量的なモデリング技法を十分に体得している.
・既存の研究業績を深く正しく理解し,その研究の質を適切に評価できる研究構想力を実践できる.
 
到達目標
(項目説明)授業を履修する人が最低限身につける内容を示す目標です。履修目標を達成するには、さらなる学修を必要としている段階です。
 
・研究課題設定、モデル構築、モデル分析という一連の研究遂行プロセスの流れを理解し、大まかに構成できる。
・シミュレーションを中心に数理的・計量的なモデリング技法の基本を理解できる。
・既存の経営学論文の概要を読み違えることなく理解できる。
 
成績評価の方法
(項目説明)成績評価の方法と評価の配分を示しています。
 
査読課題20%,輪読課題20%,研究計画課題30%,小テスト10%,ディスカッションなど授業参加20%.これらの評価ポイントを総合的に考慮して最終成績を決定する.
 
成績評価の基準 -ルーブリック-
(項目説明)授業別ルーブリックでは評価の項目と、成績評価の基準との関係性を確認できます。(表示されない場合もあります。)
 
【成績評価の基準表】
秀(S)優(A)良(B)可(C)不可(F)
履修目標を越えたレベルを達成している履修目標を達成している履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している到達目標を達成している到達目標を達成できていない
履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
【授業別ルーブリック】
評価項目評価基準
期待している以上である十分に満足できる(履修目標)やや努力を要する努力を要する(到達目標)相当の努力を要する
Understanding of simulation methodsTo substantially master the knowledge of the methods used to skillfully conduct a quantitative and simulation study, including the setting of a suitable research theme, the formulation of a model, and the analysis of the model.To master the knowledge of the methods used to skillfully conduct a quantitative and simulation study, including the setting of a suitable research theme, the formulation of a model, and the analysis of the model.To deeply understand the basic research processes, such as research question formulation, model building, model analysis, and discussion of results.To understand the basic research processes, such as research question formulation, model building, model analysis, and discussion of results.Less than the expected minimum level.
Ability of evaluating simulation researchTo substantially understand mathematical and quantitative research approaches using simulationTo fully understand mathematical and quantitative research approaches using simulationTo fully understand the fundamental knowledge of mathematical and empirical modeling techniques using simulation.To understand the fundamental knowledge of mathematical and empirical modeling techniques using simulation.Less than the expected minimum level.
Ability of designing simulation researchTo substantially obtain the ability of adequately understanding the contents of academic studies of other researchers and critically and to properly evaluating the quality of the extant research.To obtain the ability of adequately understanding the contents of academic studies of other researchers and critically and to properly evaluating the quality of the extant research.To deeply understand the essential contents of academic research papers and to evaluate their quality.To understand the essential contents of academic research papers and to evaluate their quality.Less than the expected minimum level.
 
授業の方法
(項目説明)教員が授業をどのように進めるのか、課題提出などの情報もあわせて示しています。
 
シミュレーション手法を中心とした研究遂行能力の習得を,Zoomによる遠隔授業システムを介した講義,演習,学生プレゼンテーションなど様々な授業形態を組み合わせることで達成する.少人数の博士課程学生が履修する科目なのでゼミナール的な性格を持つ.毎回の授業で,輪読課題,報告課題,分析課題などを学生に課す.輪読などの毎週の準備と積極的な授業参加が必須となる.ちなみに英語教材及び英語論文のみを使用する.
 
教科書  
教科書1 ISBN
書名
著者名 出版社 出版年
 
教科書補足  
必携教科書は指定しません.輪読用の論文は授業中に指示します.
 
参考書  
参考書1 ISBN 9780071165372
書名 Simulation modeling and analysis
著者名 Averill M. Law, W. David Kelton,Law, Averill M.,Kelton, W. David, 出版社 McGraw-Hill 出版年 2000
参考書2 ISBN 9780226430577
書名 A manual for writers of research papers, theses, and dissertations : Chicago Style for students and researchers
著者名 Kate L. Turabian,revised by Wayne C. Booth, Gregory G. Colomb, Joseph M. Williams, Joseph Bizup, William T. FitzGerald, and the 出版社 The University of Chicago Press 出版年 2018
 
参考書補足  
上記の教科書はamazon.comで購入可能です.
 
履修条件および関連科目
(項目説明)この授業を履修するにあたってあらかじめ履修が必要な授業,並行して履修することによって学修効果を高める授業などを示しています。
 
<履修条件>
大学学部レベルの経営学,微積分,線形代数,統計学を履修済みである.コンピュータプログラミングの経験があり,JavaやPythonなどで初歩的な計算プログラム(例:確率変数の発生,連立方程式の求解)を組むことができる.理論的,計量的な経営学研究に関心がある.
<関連科目>
計量的な手法を用いた経営学の科目
 
キーワード  
コンピュータ・シミュレーション(Computer simulation), 数理モデル構築(Mathematical model building), 計量分析(Quantitative analysis), 経営研究計画(Business research design), 論文査読(Paper review)
 
備考  
シミュレーションを用いた計量的な研究に興味のある大学院生を対象として,研究計画の立て方,モデル構築,論文構成など研究遂行能力の構築を目指します.学術雑誌に採択される論文を書ける能力を鍛えます. Covid-19蔓延に対応するため2021年度は遠隔授業で講義します. 受動的に講義を受講するというのではなく,自らを若手研究者と考えて私と一緒に研究プランを練っていくという心構えで受講してもらいたいです.
 
教員からの一言  
2020年4月より横浜国立大学に着任します。よろしくお願いします。
 
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