タイトル
時間割コード:7040031 日本語シラバス 英語
日本文学講読ⅡB[Reading on Japanese Literature ⅡB]
 
担当教員
一柳 廣孝[ICHIYANAGI HIROTAKA]
開講学部等 教育学部 対象年次 2〜4 単位数 2 使用言語 日本語
開講時期 秋学期 開講曜限   クラス  
授業形態 対面 授業形態(詳細) 授業方法 講義
特記事項  
ナンバリングコード SE.2612 実務経験のある教員による授業
授業の目的  
教科書で取り上げられている文学教材に注目し、それらの教材が文学研究のなかではどのように分析され、解釈されてきたかを理解するとともに、文学史の流れを押さえつつ、文学テクストの持つ多様な読みの地平について認識を新たにする。
 
授業計画
(項目説明)授業全体のスケジュールを示しています。学修計画を立てる際の参考にしてください。
 
1.問題の所在について
2.文学史と文学教材の選択について
3.宮沢賢治「やまなし」を読む
4.芥川龍之介「トロッコ」を読む(1)
5.芥川龍之介「トロッコ」を読む(2)
6.太宰治「走れメロス」を読む(1)
7.太宰治「走れメロス」を読む(2)
8.宮沢賢治「オツベルと象」を読む
9.宮沢賢治「水仙月の四日」を読む
10.森鴎外「舞姫」を読む(1)
11.森鴎外「舞姫」を読む(2)
12.夏目漱石「こころ」を読む(1)
13.夏目漱石「こころ」を読む(2)
14.村上春樹「鏡」を読む
15.中島敦「山月記」を読む
16.まとめ
 
授業時間外の学修内容
(項目説明)授業全体を通して授業前に予習すべき内容、授業後に復習すべき内容を示しています。単位は、授業時間前後の予習復習を含めて認定されます。
 
授業では取り上げるテクストが既読であることを前提に進める。したがって、授業前に扱うテクストには目を通しておくこと。また授業後には、文学研究による読みの状況と「教室で教えること」との差異について考察を進めること。
 
履修目標
(項目説明)授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標です。より高度な内容は自主的な学修で身につけることを必要としています。
 
個々の文学テクストが内容する読みの重層性について理解を深め、それを授業に生かすための具体的な手立てについて考察するための材料を身につけること。
 
到達目標
(項目説明)授業を履修する人が最低限身につける内容を示す目標です。履修目標を達成するには、さらなる学修を必要としている段階です。
 
個々の文学テクストにおける研究状況の理解(a.知識・教養)、それを踏まえた具体的な授業実践の方法の模索(b.思考力)が中心となる。
 
成績評価の方法
(項目説明)成績評価の方法と評価の配分を示しています。
 
授業内で適宜行う予定の小レポート(20%)、出席状況(20%)、授業終了後に提出するレポート(60%)を総合的に勘案し、評価する。
 
成績評価の基準 -ルーブリック-
(項目説明)授業別ルーブリックでは評価の項目と、成績評価の基準との関係性を確認できます。(表示されない場合もあります。)
 
【成績評価の基準表】
秀(S)優(A)良(B)可(C)不可(F)
履修目標を越えたレベルを達成している履修目標を達成している履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している到達目標を達成している到達目標を達成できていない
履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
【授業別ルーブリック】
評価項目評価基準
期待している以上である十分に満足できる(履修目標)やや努力を要する努力を要する(到達目標)相当の努力を要する
理解度授業内容を越えた自主的な学修が認められる。授業内容をほぼ100%理解している。到達目標は理解しているが、授業内容に不足がある。到達目標に達していることが認められる。到達目標に達していない。
課題解法能力解法が分からない他人にアドバイスができる。何も参照せずに独自の能力で課題を解くことができる。参考書などを参考にすれば、独自で課題を解くことができる。他人のアドバイスがあれば課題を解くことができる。他人のアドバイスがあっても自発的に課題を解くことができない。
調査能力(予習)自ら進んで予習範囲を越えて調べている。予習範囲を十分に理解し、他人に説明できる。指示した予習範囲の理解にあいまいな点がある。指示された範囲は予習するが、理解が不十分である。指示された範囲は予習が不十分である。
 
授業の方法
(項目説明)教員が授業をどのように進めるのか、課題提出などの情報もあわせて示しています。
 
基本的に講義形式でおこなうが、状況によってはzoomを使用したオンライン授業に切り替える。
 
教科書補足  
教科書は使用しない。分析対象となる作品に目を通しておくこと。
 
参考書補足  
参考書は、授業内で適宜紹介する。
 
キーワード  
教科書,文学教材,文学研究,日本近現代文学
 
備考  
何十年も教科書で採用されている「定番教材」の価値について、考えてみましょう。
 
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