タイトル
時間割コード:VB02003 日本語シラバス 英語
会計学説史研究[Theory of Accounting Structure]
 
担当教員
齋藤 真哉[SAITO SHINYA]
開講学部等 国際社会科学府 対象年次   単位数 2 使用言語  
開講時期 春学期 開講曜限   クラス 会計学説史研究
授業形態 併用(遠隔系) 授業形態(詳細) 同時双方向 授業方法 演習
特記事項  
ナンバリングコード 実務経験のある教員による授業
授業の目的  
森田哲彌学説を取り上げて、検討する。かかる検討を通して、利益計算の原理及びその計算構造を理解し、自らの見解を述べることができることが目的である。
 
授業計画
(項目説明)授業全体のスケジュールを示しています。学修計画を立てる際の参考にしてください。
 
1.オリエンテーション
2.第1章 資本概念の種々相
3.第2章 資本維持論の性格
4.第3章 名目資本概念を前提とする利益計算
5.第4章 物的資本概念を前提とする利益計算(1)
6.第5章 物的資本概念を前提とする利益計算(2)
7.第6章 物的資本概念を前提とする利益計算(3)
8.第7章 実質資本概念を前提とする利益計算(1)
9.第8章 実質資本概念を前提とする利益計算(2)
10.第9章 実質資本概念を前提とする利益計算(3)
11.第10章 マールベルクの中和化理論
12.第11章 ハックスの資本・実体結合計算論
13.第12章 価格変動会計論の構造
14.上記のなかで、特に追加的事項について検討
15.まとめ
 
授業時間外の学修内容
(項目説明)授業全体を通して授業前に予習すべき内容、授業後に復習すべき内容を示しています。単位は、授業時間前後の予習復習を含めて認定されます。
 
(予習すべき内容)
・指定されたテキストをしっかりと読み、理解に努めること。
・疑問点や不明な点を抽出しておくこと。
(復習すべき内容)
・授業での議論を踏まえて、各授業の範囲の内容の理解を深めるこ
 
履修目標
(項目説明)授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標です。より高度な内容は自主的な学修で身につけることを必要としています。
 
資本維持論に基づく利益計算の概念と構造を理解し、種々な資本維持概念に基づく利益計算の考え方を把握し、、自らの見解を述べることができること。
 
到達目標
(項目説明)授業を履修する人が最低限身につける内容を示す目標です。履修目標を達成するには、さらなる学修を必要としている段階です。
 
森田学説の検討を通して、現行の会計制度の基盤となっている、名目資本維持概念に基づく取得原価主義会計の本質を理解すること。

 
成績評価の方法
(項目説明)成績評価の方法と評価の配分を示しています。
 
授業における参加(約70%)とレポート(約30%)により評価する。
授業における参加とは、担当箇所の報告内容と水準、討論への参加度合いを指す。
 
成績評価の基準 -ルーブリック-
(項目説明)授業別ルーブリックでは評価の項目と、成績評価の基準との関係性を確認できます。(表示されない場合もあります。)
 
【成績評価の基準表】
秀(S)優(A)良(B)可(C)不可(F)
履修目標を越えたレベルを達成している履修目標を達成している履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している到達目標を達成している到達目標を達成できていない
履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
【授業別ルーブリック】
評価項目評価基準
期待している以上である十分に満足できる(履修目標)やや努力を要する努力を要する(到達目標)相当の努力を要する
理解度 授業内容を越えた自主的な学修が認められる。授業内容をほぼ100%理解している。到達目標は理解しているが、授業内容に不足がある到達目標に達していることが認められる。到達目標に達していない。
課題解法能力解法が分からない他人にアドバイスができる。何も参照せずに独自の能力で課題を解くことができる。参考書などを参考にすれば、独自で課題を解くことができる。他人のアドバイスがあれば課題を解くことができる。他人のアドバイスがあっても自発的に課題を解くことができない。
調査能力(予習)自ら進んで予習範囲を越えて調べている。予習範囲を十分に理解し、他人に説明できる。指示した予習範囲の理解にあいまいな点がある。指示された範囲は予習するが、理解が不十分である。指示された範囲は予習が不十分である。
 
授業の方法
(項目説明)教員が授業をどのように進めるのか、課題提出などの情報もあわせて示しています。
 
Zoomを利用して同時双方向(リアルタイム)型で実施する予定。
指定されたテキストについて担当箇所を決めて、順次報告を行い、質疑応答していくことで進める
授業参加希望者は、必ず、事前に、齋藤まで(s-saito@ynu.ac.jp宛てに)、授業への参加希望の旨と各自のメールアドレズを必ず伝えること。受講者のなかには社会人の方もおられるでしょうから、開講時間帯については、学生の利便性を考慮した対応も検討する。
 
教科書  
教科書1 ISBN 9784765805216
書名 価格変動会計論
著者名 森田哲彌 出版社 国元書房 出版年 1979
 
教科書補足  
-
 
参考書補足  
その他の参考資料等については、その都度、必要に応じて紹介する。
 
履修条件および関連科目
(項目説明)この授業を履修するにあたってあらかじめ履修が必要な授業,並行して履修することによって学修効果を高める授業などを示しています。
 
会計に関連する授業を並行して履修することを薦めます。
 
キーワード  
名目資本維持、実質資本維持、実体資本維持
 
備考  
その検討を通して会計学、特に計算構造論による思考を訓練してください。
 
教員からの一言  
すぐに役に立つことはすぐに役に立たなくなるので、大学時代は時間を掛けなければ得られない思考能力を培ってください。
 
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