タイトル
時間割コード:PB21010 日本語シラバス 英語
企業と社会特論[Business and Society]
 
担当教員
小川 慎一[OGAWA SHINICHI]
開講学部等 国際社会科学府 対象年次 1〜2 単位数 2 使用言語 日本語
開講時期 秋学期 開講曜限   クラス 企業と社会特論
授業形態 対面 授業形態(詳細) 授業方法 講義
特記事項  
ナンバリングコード 実務経験のある教員による授業
授業の目的  
本授業では企業と社会との諸関係のうち、企業と従業員・労働者との関係を対象とする。具体的には、日本の雇用システムに焦点を当て、輪読を通じてその理解を深める。今回の授業では、正社員だけでなく非正規雇用や労使関係、ワーク・ライフ・バランスについて書かれた、社会学者による文献を輪読する。
 
授業計画
(項目説明)授業全体のスケジュールを示しています。学修計画を立てる際の参考にしてください。
 
授業計画
※実際の授業方法は、YNU授業支援システムや同システムに掲載された資料を確認すること。
第1回 講義:イントロダクション
第2回 講義:日本型雇用システムの概要
第3回 輪読:「働くこと」を社会学する――産業・労働社会学の視点
第4回 輪読:仕事とライフスタイル――キャリアと多様な働き方
第5回 輪読:組織のなかで働く――雇用システムと賃金のしくみ
第6回 輪読:仕事をとりまく制度――労使関係とコーポレート・ガバナンス
第7回 輪読:組織から動く――失業・退職・転職・起業のしくみ
第8回 輪読:働き方はどう変わってきたのか――技術革新と職場の変化
第9回 輪読:若者が働くまで――学校から仕事へ
第10回 輪読:多様化する働き方――非正規雇用
第11回 輪読:働く時間と個人の時間――労働時間のしくみとワークライフバランス
第12回 輪読:社会のなかの性別役割分業――ジェンダーと仕事
第13回 輪読:グローバル化と働くこと――外国人労働者と海外勤務者
第14回 輪読:少子高齢社会で働くこと――仕事からの引退とその後
第15回:講義:まとめ
 
授業時間外の学修内容
(項目説明)授業全体を通して授業前に予習すべき内容、授業後に復習すべき内容を示しています。単位は、授業時間前後の予習復習を含めて認定されます。
 
※実際の授業方法は、YNU授業支援システムや同システムに掲載された資料を確認すること。
(1)輪読の回では毎回、2名以上の報告者を立てる。
(2)輪読の報告は2回以上担当すること。
(3)輪読の回では毎回、報告担当者以外もA4 1枚程度の文献要約を提出すること。
 
履修目標
(項目説明)授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標です。より高度な内容は自主的な学修で身につけることを必要としています。
 
(1)日本の雇用システムの概要について、的確に説明できる。[a][b][c]
(2)日本の雇用システムの変容について、的確に説明できる。[a][b][c]
(3)日本の雇用システムの特徴について、メリットとデメリットを的確に説明できる。[a][b][c]
 
到達目標
(項目説明)授業を履修する人が最低限身につける内容を示す目標です。履修目標を達成するには、さらなる学修を必要としている段階です。
 
(1)日本の雇用システムの概要について、説明できる。[a][b][c]
(2)日本の雇用システムの変容について、説明できる。[a][b][c]
(3)日本の雇用システムの特徴について、メリットとデメリットを説明できる。[a][b][c]
 
成績評価の方法
(項目説明)成績評価の方法と評価の配分を示しています。
 
※実際の授業方法は、YNU授業支援システムや同システムに掲載された資料を確認すること。
提出物(40点満点)+輪読の報告(60点満点)
達成目標は「可」(60点)に、到達目標は「優」(80点)に、それぞれ相当する。
 
成績評価の基準 -ルーブリック-
(項目説明)授業別ルーブリックでは評価の項目と、成績評価の基準との関係性を確認できます。(表示されない場合もあります。)
 
【成績評価の基準表】
秀(S)優(A)良(B)可(C)不可(F)
履修目標を越えたレベルを達成している履修目標を達成している履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している到達目標を達成している到達目標を達成できていない
履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
【授業別ルーブリック】
評価項目評価基準
期待している以上である十分に満足できる(履修目標)やや努力を要する努力を要する(到達目標)相当の努力を要する
提出物(40点満点)提出物を報告担当回以外、毎回提出し、日本の雇用システムについての文献を深く読み込んでいる。提出物を報告担当回以外、毎回提出し、日本の雇用システムについての文献を適切に読んでいる。提出物を報告担当回以外、一部の回を除き提出し、日本の雇用システムについての文献を適切に読んでいる。提出物を報告担当回以外、一部の回しか提出していない。または、日本の雇用システムについての文献を自身で要約せず、コピー&ペーストによる編集にとどまっている。提出物を報告担当回以外、ほとんど提出していない。または、日本の雇用システムについての文献をほぼ理解していない。
輪読の報告(60点満点)輪読の報告を標準よりも多くの回数担当し、日本の雇用システムについての文献を深く読み込んだうえで報告している。輪読の報告を標準どおりの回数担当し、日本の雇用システムについての文献を適切に読んだうえで報告している。輪読の報告を標準どおりの回数担当しているものの、日本の雇用システムについての文献の要約にコピー&ペーストが顕著である。輪読の報告を標準未満の回数した担当していない。または、日本の雇用システムについての文献を自身で要約せず、コピー&ペーストによる編集にとどまっている。輪読の報告をまったく担当していない。
 
授業の方法
(項目説明)教員が授業をどのように進めるのか、課題提出などの情報もあわせて示しています。
 
※実際の授業方法は、YNU授業支援システムや同システムに掲載された資料を確認すること。
1.本授業は対面で実施する予定である。
2.授業方法について第1回授業で説明するので、受講希望者はかならず出席すること。
3.受講者はかならず授業前に、YNU授業支援システムから資料を入手すること。
4.受講者はかならず2回以上、輪読の報告を担当してもらう。
5.輪読担当者以外も毎回、A4 1枚程度に輪読文献の要約とコメントをまとめて、授業の最初に提出する。
 
教科書  
教科書1 ISBN 9784641220430
書名 産業・労働社会学 : 「働くこと」を社会学する
著者名 小川 慎一/著,山田 信行/著,金野 美奈子/著,山下 充/著, 出版社 有斐閣 出版年 2015-03
 
教科書補足  
その他の使用教材や配布物は、YNU授業支援システムから入手してください。
 
参考書  
参考書1 ISBN 9784641184039
書名 仕事の社会学 : 変貌する働き方
著者名 佐藤博樹, 佐藤厚編,佐藤, 博樹,佐藤, 厚, 出版社 有斐閣 出版年 2012
参考書2 ISBN 9784641222274
書名 新しい人事労務管理
著者名 佐藤, 博樹, 1953-,藤村, 博之, 1956-,八代, 充史, 1959-,佐藤博樹, 藤村博之, 八代充史 著 出版社 有斐閣 出版年 2023.12
 
参考書補足  
-
 
履修条件および関連科目
(項目説明)この授業を履修するにあたってあらかじめ履修が必要な授業,並行して履修することによって学修効果を高める授業などを示しています。
 
1.大学院生として積極的に勉強する方の履修を歓迎します。
2.遅刻はしないでください。
3.授業中に授業と関係のない作業をしないでください。
 
キーワード  
企業と社会(business and society),日本の雇用システム(Japanese employment system),非正規雇用(non-regular employment),労使関係(industrial relations),ワーク・ライフ・バランス(work-life balance)
 
備考  
大学院は受動的に教わる場ではありません。自ら進んで勉強をしてください。
 
教員からの一言  
体がしっかりしていないと、頭も働かなくなります。心身ともに若いうちに鍛えましょう。
 
↑ ページの先頭へ戻る