タイトル
時間割コード:PB22007 日本語シラバス 英語
国際会計特論[International Accounting]
 
担当教員
伊藤 広大[ITO KODAI]
開講学部等 国際社会科学府 対象年次 1〜2 単位数 2 使用言語 日本語
開講時期 春学期 開講曜限   クラス 国際会計特論
授業形態 対面 授業形態(詳細) 授業方法 講義
特記事項  
ナンバリングコード 実務経験のある教員による授業
授業の目的  
本講義の目的は,国際財務報告基準(International Financial Reporting Standards; IFRS)に関する実証研究を読み解くことを通じて,国際会計に関する専門的な知見を獲得するとともに,国際会計に関する実証論文を自力で解題する力を養うことである。
 
授業計画
(項目説明)授業全体のスケジュールを示しています。学修計画を立てる際の参考にしてください。
 
本講義は2つの部分から構成される。第一部(第2~4回)では,実証研究を読み解く上で不可欠な理論的・方法論的基礎の導入を行う。具体的には,経済学・ファイナンスの基礎概念やIFRSの制度的特徴,計量経済学的手法(パネルデータ分析や各種の因果推論手法等)について解説する。第二部(第5~14回)では,IFRSに関する主要なトピックごとに文献解題を行う。各回の前半では教員が当該領域の全体像を解説し,後半では割り当てられた受講生が中心となって個別論文の報告およびディスカッションを行う。

■スケジュール
1. ガイダンス:教員・受講生の自己紹介,本講義の概要や評価方法の説明
2. 前提知識の準備①:実証会計研究の枠組み
3. 前提知識の準備②:IFRSの制度的特徴
4. 前提知識の準備③:計量経済学的手法
5. 論文解題①:制度的要因と国際比較研究
6. 論文解題②:任意適用と強制適用
7. 論文解題③:IFRS適用と財務報告の質
8. 論文解題④:IFRS適用と比較可能性
9. 論文解題⑤:IFRS適用が株式市場に及ぼす影響
10. 論文解題⑥:IFRS適用が負債市場に及ぼす影響
11. 論文解題⑦:IFRS適用とスチュワードシップ
12. 論文解題⑧:IFRS適用と監査
13. 論文解題⑨:IFRS適用と税務
14. 論文解題⑩:IFRSとサステナビリティ報告
15. 総括

■注意事項
解題するトピックや論文の割り当て,成績評価方法等については受講者の人数や希望に応じて調整するため,受講を希望する学生は初回講義に必ず参加すること。
 
授業時間外の学修内容
(項目説明)授業全体を通して授業前に予習すべき内容、授業後に復習すべき内容を示しています。単位は、授業時間前後の予習復習を含めて認定されます。
 
各回の報告担当者は,割り当てられた論文の解題レジュメを作成し,論文解題を実施する。担当でない受講者は,事前に予習のうえ講義内で質問やコメントを行うことが期待される。
 
履修目標
(項目説明)授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標です。より高度な内容は自主的な学修で身につけることを必要としています。
 
本講義の目的は,IFRSに関する実証研究を読み解くことを通じて,国際会計に関する専門的な知見を獲得するとともに,国際会計に関する実証論文を自力で解題する力を養うことである。
 
到達目標
(項目説明)授業を履修する人が最低限身につける内容を示す目標です。履修目標を達成するには、さらなる学修を必要としている段階です。
 
IFRSに関する主要な論点を理解して説明できるようになること。
 
成績評価の方法
(項目説明)成績評価の方法と評価の配分を示しています。
 
講義中の報告(70%),およびディスカッション参加(30%)による。
 
成績評価の基準 -ルーブリック-
(項目説明)授業別ルーブリックでは評価の項目と、成績評価の基準との関係性を確認できます。(表示されない場合もあります。)
 
【成績評価の基準表】
秀(S)優(A)良(B)可(C)不可(F)
履修目標を越えたレベルを達成している履修目標を達成している履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している到達目標を達成している到達目標を達成できていない
履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
 
授業の方法
(項目説明)教員が授業をどのように進めるのか、課題提出などの情報もあわせて示しています。
 
レジュメを用いて対面形式で実施する。
 
教科書補足  
講義レジュメを元に実施するため使用しない。
 
参考書  
参考書1 ISBN 9784502527913
書名 エッセンシャルIFRS
著者名 秋葉賢一 出版社 中央経済社 出版年 2025.3
参考書2 ISBN 9784502451119
書名 利益調整:発生主義会計の光と影
著者名 桜井久勝 出版社 中央経済社 出版年 2023.3
参考書3 ISBN 9784641222489
書名 財務会計・入門:企業活動を描き出す会計情報とその活用法
著者名 桜井久勝・須田一幸 出版社 有斐閣 出版年 2025.3
参考書4 ISBN 9784495210175
書名 IFRS適用の知見:主要諸国と日本における強制適用・任意適用の分析
著者名 中野貴之 出版社 同文舘出版 出版年 2020.9
参考書5 ISBN 9784502427619
書名 財務会計の理論と実証
著者名 Scott, William Robert and O’Brien, Patricia C.(太田康広・椎葉淳・西谷順平訳) 出版社 中央経済社 出版年 2022.4
 
参考書補足  
財務会計の知識に不安がある場合には,桜井・須田(2025)で適宜補足されたい。財務会計分野の実証研究における理論的フレームワークについては講義で説明するが,さらに関心がある学生には,Scott and O’Brien(2019)を薦める。また,IFRSについてのより詳細な制度知識に関心がある場合には秋葉(2025)を,IFRSの実証研究に関する体系的な知見に関心がある場合には中野(2020)を薦める。
 
履修条件および関連科目
(項目説明)この授業を履修するにあたってあらかじめ履修が必要な授業,並行して履修することによって学修効果を高める授業などを示しています。
 
本講義は財務会計分野の発展科目であり,財務会計について基礎的な知識を有していることを前提とする。また,実証研究の論文を扱うため,基礎的な統計学・計量経済学の知識があることを前提とする。
 
キーワード  
国際会計,財務会計,IFRS,実証分析
 
備考  
最先端の実証研究を批判的に読み解き議論することを通じて,データから資本市場のメカニズムを解き明かすための一生モノの思考法を一緒に身に着けましょう!
 
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