タイトル
時間割コード:PB23004 日本語シラバス 英語
マーケティング特論[Marketing Management]
 
担当教員
谷地 弘安[YACHI HIROYASU]
開講学部等 国際社会科学府 対象年次 1〜2 単位数 2 使用言語 日本語
開講時期 春学期 開講曜限   クラス マーケティング特論
授業形態 対面 授業形態(詳細) 授業方法 講義
特記事項  
ナンバリングコード 実務経験のある教員による授業
授業の目的  
 本講義は,いわゆる「マーケティング」という名で語られていることを「顧客対応」「競争対抗」という2つのテーマに分けて検討していきます。
 「顧客対応のマーケティング」では,いかにして顧客の要求を遺漏なく抽出・発見できるか,その方法を探ります。「競争対抗のマーケティング」では,いかにして競合企業による模倣を回避できるか,その思考法を検討します。
 そして,この2つの要件が両立するとき,企業は収益を獲得できます。一見,「顧客の愛顧を受け,かつ競合が模倣してこない」という要件は成立し難いと思われますが,それは可能であることを,事例分析やワーキングを通じて学びます。
 
授業計画
(項目説明)授業全体のスケジュールを示しています。学修計画を立てる際の参考にしてください。
 
①ガイダンス 授業の概要・成績評価方法を説明します(オンデマンドの予定)
②顧客「価値」の考え方
③顧客価値を捉える「コト発想」Ⅰ
④顧客価値を捉える「コト発想」Ⅱ
⑤「コト発想」をビジネスで応用するⅠ
⑥「コト発想」をビジネスで応用するⅡ
⑦「コト発想」をビジネスで応用するⅢ
⑧企業が競合他社を模倣する意味
⑨模倣防御の論理を理解するための問題提起
⑩逆転事例のメカニズムⅠ─企業水準分析
⑪逆転事例のメカニズムⅡ─ロールプレイング分析
⑫シェア逆転のメカニズムⅠ
⑬シェア逆転のメカニズムⅡ
⑭綜合─「顧客に愛され」かつ「ライバルに嫌われる」ために
⑮学期末試験
 
授業時間外の学修内容
(項目説明)授業全体を通して授業前に予習すべき内容、授業後に復習すべき内容を示しています。単位は、授業時間前後の予習復習を含めて認定されます。
 
 本講義では授業中に授業支援システムを使ってミニクイズを複数回実施します。
 授業前後に各自で検討してもらうことは予定として1回ありますが、以外は原則ありません。
 
履修目標
(項目説明)授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標です。より高度な内容は自主的な学修で身につけることを必要としています。
 
 「コト発想」によって関連主体の課題(不満やニーズ)を発見し,説明することができる。
 競合他社による模倣困難性が生まれるメカニズムを説明することができる。
 企業間競争の焦点となる「強み」の次元と内容を説明できる。
 
到達目標
(項目説明)授業を履修する人が最低限身につける内容を示す目標です。履修目標を達成するには、さらなる学修を必要としている段階です。
 
 顧客の欲求や不満がどのようなもので、それを発見するための基本的な方法がどのようなものか、説明することができる。
 製品やサービスが備える価値を第三者に対して的確に説明することができる。
 企業間競争の焦点となる「強み」の論理、その強みを逆転させることで競合他社からの模倣を防ぐ論理を説明することができる。
 
成績評価の方法
(項目説明)成績評価の方法と評価の配分を示しています。
 
学期末の筆記試験で80%
授業中のミニクイズ複数回で20%
 
成績評価の基準 -ルーブリック-
(項目説明)授業別ルーブリックでは評価の項目と、成績評価の基準との関係性を確認できます。(表示されない場合もあります。)
 
【成績評価の基準表】
秀(S)優(A)良(B)可(C)不可(F)
履修目標を越えたレベルを達成している履修目標を達成している履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している到達目標を達成している到達目標を達成できていない
履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
【授業別ルーブリック】
評価項目評価基準
期待している以上である十分に満足できる(履修目標)やや努力を要する努力を要する(到達目標)相当の努力を要する
理解度授業内容を越えた自主的な学修が認められる。授業内容をほぼ100%理解している。到達目標は理解しているが、授業内容の理解にやや不足がある。到達目標に達していることが認められる。到達目標に達していない。
説明力理論を応用して商品企画マネジメントの実態を論理的・批判的に説明できる。理論を応用して商品企画マネジメントの実態を論理的に説明できる。商品企画マネジメントに関する理論を論理的・批判的に説明できる。商品企画マネジメントに関する理論を論理的に説明できる。商品企画マネジメントに関する理論を論理的に説明できない。
 
授業の方法
(項目説明)教員が授業をどのように進めるのか、課題提出などの情報もあわせて示しています。
 
 対面での講義形式がメインです。講義に使う資料は授業支援システムを使って配信します。
 
教科書  
教科書1 ISBN -
書名
著者名 出版社 出版年
 
教科書補足  
-
 
参考書  
参考書1 ISBN 9784805111055
書名 技術者のためのマーケティング : 顧客価値の構想と戦略
著者名 谷地, 弘安, 1969-,谷地弘安 著 出版社 千倉書房 出版年 2017.4
 
キーワード  
商品企画,顧客価値
 
教員からの一言  
 部活・サークル,アルバイト,いかなることでも結構なので,そこで「いかなる問題があったか」「いかなる壁に直面したか」,それに対して「いかなる取り組みをしたか」,その結果「いかなる変化が生まれたか(自分・周囲,成功・失敗含めて)」を必ず意識するとよい。また,最後の変化が失敗と評価しうる場合は,そこからさらに「なぜ失敗したか」「次はいかなる行動をとろうと考えたか」を整理すること。「課題→行動→結果」の経験を蓄積することこそ,大学時代のみならず社会人になって必須の基本能力と思われる。
 
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