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本講義は,いわゆる「マーケティング」という名で語られていることを「顧客対応」「競争対抗」という2つのテーマに分けて検討していきます。 「顧客対応のマーケティング」では,いかにして顧客の要求を遺漏なく抽出・発見できるか,その方法を探ります。「競争対抗のマーケティング」では,いかにして競合企業による模倣を回避できるか,その思考法を検討します。 そして,この2つの要件が両立するとき,企業は収益を獲得できます。一見,「顧客の愛顧を受け,かつ競合が模倣してこない」という要件は成立し難いと思われますが,それは可能であることを,事例分析やワーキングを通じて学びます。
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①イントロダクション(授業の進め方,全体像の説明) ②顧客対応のマーケティング―「コト発想」実践論① ③顧客対応のマーケティング―「コト発想」実践論② ④顧客対応のマーケティング―「コト発想」応用論① ⑤顧客対応のマーケティング―「コト発想」応用論② ⑥競争対抗のマーケティング―競合模倣の戦略論理① ⑦競争対抗のマーケティング―競合模倣の戦略論理② ⑧競争対抗のマーケティング―模倣抑止の戦略論理① ⑨競争対抗のマーケティング―模倣抑止の戦略論理② ⑩競争対抗のマーケティング―模倣抑止の戦略論理③ ⑪顧客対応と競争対抗の両立に向けて ⑫総括とクロージング
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事前課題を出すので,それが予習・復習をかねるものとなります。
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「コト発想」を各自の業務にあてはめることで,関連主体の課題(不満やニーズ)を発見し,説明することができる。 競合他社による模倣困難性が生まれるメカニズムを説明することができる。企業間競争の焦点となる「強み」の次元と内容を説明できる。
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自らの事業において,顧客をはじめとするステークホルダーの要求を遺漏なく抽出する能力を得ること。 業界におけるビジネスの常識に疑問の目を向け,競争優位企業の基盤を破壊することで,模倣されない状況を形成する能力を得ること。 上記2つの能力を結合し,既存の競争ルールをいち早く変更し,新たな競争優位基盤を形成する能力を得ること。
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複数回のレポート(60%),ディスカッションへの参加状況(40%)で評価します。
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【成績評価の基準表】
秀(S) | 優(A) | 良(B) | 可(C) | 不可(F) |
履修目標を越えたレベルを達成している | 履修目標を達成している | 履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している | 到達目標を達成している | 到達目標を達成できていない |
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履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
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【授業別ルーブリック】
評価項目 | 評価基準 |
期待している以上である | 十分に満足できる(履修目標) | やや努力を要する | 努力を要する(到達目標) | 相当の努力を要する |
理解度 | 授業内容を越えた自主的な学修が認められる。 | 授業内容をほぼ100%理解している。 | 到達目標は理解しているが、授業内容の理解にやや不足がある。 | 到達目標に達していることが認められる。 | 到達目標に達していない。 |
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対面での講義形式をとります。授業内容の理解を促すために,事前・事後課題としてミニレポートに取り組んでもらいます。内容は難解なものではありません。そのレポートの内容をふまえて,教員が説明をくわえていきます。レポートや講義に使う資料は授業支援システムを使って配信します。感染状況などを見計らい,可能となればグループワークも導入します。
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部活・サークル,アルバイト,いかなることでも結構なので,そこで「いかなる問題があったか」「いかなる壁に直面したか」,それに対して「いかなる取り組みをしたか」,その結果「いかなる変化が生まれたか(自分・周囲,成功・失敗含めて)」を必ず意識するとよい。また,最後の変化が失敗と評価しうる場合は,そこからさらに「なぜ失敗したか」「次はいかなる行動をとろうと考えたか」を整理すること。「課題→行動→結果」の経験を蓄積することこそ,大学時代のみならず社会人になって必須の基本能力と思われる。
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