タイトル
時間割コード:PB50008 日本語シラバス 英語
マーケティング・マネジメント[Marketing Management]
 
担当教員
谷地 弘安[YACHI HIROYASU]
開講学部等 国際社会科学府 対象年次   単位数 2 使用言語 日本語
開講時期 秋学期 開講曜限   クラス マーケティング・マネジメント
授業形態 対面 授業形態(詳細) 授業方法 講義
特記事項  
ナンバリングコード 実務経験のある教員による授業
授業の目的  
 本講義は,いわゆる「マーケティング」という名で語られていることを「顧客対応」「競争対抗」という2つのテーマに分けて検討していきます。
 「顧客対応のマーケティング」では,いかにして顧客の要求を遺漏なく抽出・発見できるか,その方法を探ります。「競争対抗のマーケティング」では,いかにして競合企業による模倣を回避できるか,その思考法を検討します。
 そして,この2つの要件が両立するとき,企業は収益を獲得できます。一見,「顧客の愛顧を受け,かつ競合が模倣してこない」という要件は成立し難いと思われますが,それは可能であることを,事例分析やワーキングを通じて学びます。
 
授業計画
(項目説明)授業全体のスケジュールを示しています。学修計画を立てる際の参考にしてください。
 
①イントロダクション(授業の進め方,全体像の説明)
②顧客対応のマーケティング―「コト発想」実践論①
③顧客対応のマーケティング―「コト発想」実践論②
④顧客対応のマーケティング―「コト発想」応用論①
⑤顧客対応のマーケティング―「コト発想」応用論②
⑥競争対抗のマーケティング―競合模倣の戦略論理①
⑦競争対抗のマーケティング―競合模倣の戦略論理②
⑧競争対抗のマーケティング―模倣抑止の戦略論理①
⑨競争対抗のマーケティング―模倣抑止の戦略論理②
⑩競争対抗のマーケティング―模倣抑止の戦略論理③
⑪顧客対応と競争対抗の両立に向けて
⑫総括とクロージング
 
授業時間外の学修内容
(項目説明)授業全体を通して授業前に予習すべき内容、授業後に復習すべき内容を示しています。単位は、授業時間前後の予習復習を含めて認定されます。
 
 事前課題を出すので,それが予習・復習をかねるものとなります。
 
履修目標
(項目説明)授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標です。より高度な内容は自主的な学修で身につけることを必要としています。
 
 「コト発想」を各自の業務にあてはめることで,関連主体の課題(不満やニーズ)を発見し,説明することができる。
 競合他社による模倣困難性が生まれるメカニズムを説明することができる。企業間競争の焦点となる「強み」の次元と内容を説明できる。
 
到達目標
(項目説明)授業を履修する人が最低限身につける内容を示す目標です。履修目標を達成するには、さらなる学修を必要としている段階です。
 
 自らの事業において,顧客をはじめとするステークホルダーの要求を遺漏なく抽出する能力を得ること。
 業界におけるビジネスの常識に疑問の目を向け,競争優位企業の基盤を破壊することで,模倣されない状況を形成する能力を得ること。
 上記2つの能力を結合し,既存の競争ルールをいち早く変更し,新たな競争優位基盤を形成する能力を得ること。
 
成績評価の方法
(項目説明)成績評価の方法と評価の配分を示しています。
 
 複数回のレポート(60%),ディスカッションへの参加状況(40%)で評価します。
 
成績評価の基準 -ルーブリック-
(項目説明)授業別ルーブリックでは評価の項目と、成績評価の基準との関係性を確認できます。(表示されない場合もあります。)
 
【成績評価の基準表】
秀(S)優(A)良(B)可(C)不可(F)
履修目標を越えたレベルを達成している履修目標を達成している履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している到達目標を達成している到達目標を達成できていない
履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
【授業別ルーブリック】
評価項目評価基準
期待している以上である十分に満足できる(履修目標)やや努力を要する努力を要する(到達目標)相当の努力を要する
理解度授業内容を越えた自主的な学修が認められる。授業内容をほぼ100%理解している。到達目標は理解しているが、授業内容の理解にやや不足がある。到達目標に達していることが認められる。到達目標に達していない。
 
授業の方法
(項目説明)教員が授業をどのように進めるのか、課題提出などの情報もあわせて示しています。
 
 対面での講義形式をとります。授業内容の理解を促すために,事前・事後課題としてミニレポートに取り組んでもらいます。内容は難解なものではありません。そのレポートの内容をふまえて,教員が説明をくわえていきます。レポートや講義に使う資料は授業支援システムを使って配信します。感染状況などを見計らい,可能となればグループワークも導入します。
 
教科書  
教科書1 ISBN
書名 -
著者名 出版社 出版年
 
参考書  
参考書1 ISBN 9784805111055
書名
著者名 出版社 出版年
 
参考書補足  
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履修条件および関連科目
(項目説明)この授業を履修するにあたってあらかじめ履修が必要な授業,並行して履修することによって学修効果を高める授業などを示しています。
 
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キーワード  
マーケティング,商品企画,顧客価値
 
教員からの一言  
 部活・サークル,アルバイト,いかなることでも結構なので,そこで「いかなる問題があったか」「いかなる壁に直面したか」,それに対して「いかなる取り組みをしたか」,その結果「いかなる変化が生まれたか(自分・周囲,成功・失敗含めて)」を必ず意識するとよい。また,最後の変化が失敗と評価しうる場合は,そこからさらに「なぜ失敗したか」「次はいかなる行動をとろうと考えたか」を整理すること。「課題→行動→結果」の経験を蓄積することこそ,大学時代のみならず社会人になって必須の基本能力と思われる。
 
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