タイトル
時間割コード:PB50011 日本語シラバス 英語
管理会計[Management Accounting]
 
担当教員
君島 美葵子[KIMIJIMA MIKIKO]
開講学部等 国際社会科学府 対象年次   単位数 2 使用言語 日本語
開講時期 秋学期 開講曜限   クラス 管理会計
授業形態 対面 授業形態(詳細) 授業方法 講義
特記事項  
ナンバリングコード 実務経験のある教員による授業
授業の目的  
近年、IT技術の進展に伴い、企業の経営戦略と会計システムは密接不可分な関係となっている。これにより、会計情報の処理能力は飛躍的に向上し、従来にない迅速かつ多角的な分析が可能となった。「管理会計」では、これらの会計情報を組織内でどのように活用し、経営判断に役立てるかに焦点を当てる。具体的には、「業績管理会計」と「意思決定会計」について、体系的に理解を深めることを目的とする。
 
授業計画
(項目説明)授業全体のスケジュールを示しています。学修計画を立てる際の参考にしてください。
 
授業の進捗状況より若干ずれが生じる場合もある。

1. 管理会計の基礎
2. 短期利益計画とCVP分析
3. 予算管理の基礎
4. 直接原価計算と全部原価計算
5. 事業部制会計と責任会計
6. 投資利益率と業績評価
7. 非財務情報を含む業績評価
8. 資本コストを考慮した業績評価
9. 標準原価管理
10. ABCとABM、原価企画
11. ライフサイクル・コスティングと品質原価計算
12. 意思決定会計と設備投資の経済性計算
 
授業時間外の学修内容
(項目説明)授業全体を通して授業前に予習すべき内容、授業後に復習すべき内容を示しています。単位は、授業時間前後の予習復習を含めて認定されます。
 
予習:授業前に知識の土台を作る
(具体的な予習方法)
・学修目的の明確化:受講生が携わる業務で管理会計をどのように役立てたいのかを具体的にイメージする。
・専門用語の事前調査:用語をリストアップし、用語同士の関連性を理解する。
・計算問題の解法確認:例題や練習問題を解き、計算手順を把握する。

復習:知識の定着と実務へ応用する
(具体的な復習方法)
・配布資料の活用:配布資料を読み返し、授業内容の要点をまとめる。
・計算問題の再演習:授業で扱った計算問題を再度解き、理解度を確認する。
・重要事項の整理:授業で扱った重要な概念や理論をノートにまとめ、自分なりの言葉で説明できるようにする。
・授業内容の振り返り:授業で学んだ内容を振り返り、自分の言葉でまとめる。

授業で修得した知識を実際の業務でどのように活用できるかについて、継続的に考えることを推奨する。
 
履修目標
(項目説明)授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標です。より高度な内容は自主的な学修で身につけることを必要としています。
 
・管理会計の各種技法をわかりやすく説明することができる。
・管理会計の各種技法の計算を理解でき、自ら正確な会計情報を作成することができる。
・企業が抱える経営課題を管理会計の視点から分析でき、解決策を示すことができる。
 
到達目標
(項目説明)授業を履修する人が最低限身につける内容を示す目標です。履修目標を達成するには、さらなる学修を必要としている段階です。
 
・管理会計の各種技法を説明することができる。
・管理会計の各種技法の計算を理解でき、会計情報を作成することができる。
・企業が抱える経営課題を管理会計の視点から解釈できる。
 
成績評価の方法
(項目説明)成績評価の方法と評価の配分を示しています。
 
毎回の復習課題(60%)、期末レポート(40%)の総合点に基づき行う。
 
成績評価の基準 -ルーブリック-
(項目説明)授業別ルーブリックでは評価の項目と、成績評価の基準との関係性を確認できます。(表示されない場合もあります。)
 
【成績評価の基準表】
秀(S)優(A)良(B)可(C)不可(F)
履修目標を越えたレベルを達成している履修目標を達成している履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している到達目標を達成している到達目標を達成できていない
履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
【授業別ルーブリック】
評価項目評価基準
期待している以上である十分に満足できる(履修目標)やや努力を要する努力を要する(到達目標)相当の努力を要する
管理会計の各種技法の理解授業で扱わない管理会計の各種技法を理解し、わかりやすく説明することができる管理会計の各種技法を他者へわかりやすく説明することができる管理会計の各種技法をわかりやすく説明することができる管理会計の各種技法を説明することができる管理会計の各種技法を説明することができない
正確な会計情報作成授業で扱わない管理会計の各種技法を理解でき、自ら正確な会計情報を作成することができる管理会計の各種技法の計算を理解でき、自ら正確な会計情報を作成することができる管理会計の各種技法の計算を理解でき、自ら正確な会計情報を作成することができる管理会計の各種技法の計算を理解でき、会計情報を作成することができる管理会計の各種技法の計算を理解でき、会計情報を作成することができない
経営課題の解決と解決策の提示企業が抱える経営課題を管理会計の視点から分析でき、解決策をわかりやすく説明することができる企業が抱える経営課題を管理会計の視点から分析でき、解決策を示すことができる企業が抱える経営課題を管理会計の視点から認識し、分析できる企業が抱える経営課題を管理会計の視点から解釈できる企業が抱える経営課題を管理会計の視点から解釈できない
 
授業の方法
(項目説明)教員が授業をどのように進めるのか、課題提出などの情報もあわせて示しています。
 
授業の進め方:

・授業に関する情報提供、資料配布等は、全て授業支援システムを通じて行う。
・授業に関するその他の指示は、授業支援システムの「お知らせ」または「掲示板」にて周知する。受講生は、YNUメールの受信設定を必ず行うこと。
・授業の進め方の詳細は、授業支援システムにアップロードされる「授業計画(2025年度)」を参照すること。
・授業の課題(毎回の復習課題、期末レポート)は、提出期限を過ぎたもの、または指定された提出方法以外で提出されたものは、理由の如何を問わず一切受け付けない。
 
教科書  
教科書1 ISBN
書名 -
著者名 出版社 出版年
 
教科書補足  
配布資料を使用する。
 
参考書  
参考書1 ISBN 9784765810098
書名 原価計算
著者名 岡本清 著 出版社 国元書房 出版年 2000
参考書2 ISBN 9784502281105
書名 管理会計
著者名 岡本清, 廣本敏郎, 尾畑裕, 挽文子 著 出版社 中央経済社 出版年 2008
参考書3 ISBN 9784495161477
書名 管理会計
著者名 櫻井通晴 著 出版社 同文舘出版 出版年 2019
参考書4 ISBN 9784254275353
書名 企業経営の財務と会計
著者名 蜂谷豊彦, 中村博之 著 出版社 朝倉書店 出版年 2001.10
参考書5 ISBN 9784502250811
書名 テキスト会計学講義
著者名 原俊雄, 高橋賢 編著 出版社 中央経済社 出版年 2018.3
 
参考書補足  
-
 
履修条件および関連科目
(項目説明)この授業を履修するにあたってあらかじめ履修が必要な授業,並行して履修することによって学修効果を高める授業などを示しています。
 
(履修条件)なし。会計学初学者は、「アカウンティング」の受講を強く推奨する。
(並行履修)戦略マネジメント、経営組織、組織変革、財務会計など
 
キーワード  
管理会計(management accounting), 業績管理(performance measurement), 意思決定(decision making)
 
教員からの一言  
会計情報は企業の未来を戦略的にデザインするための重要なツールであり、データ分析や目標設定といった現代のビジネスシーンで不可欠なスキルと密接に関わっています。これらのスキルは、キャリアアップにおいても強力な武器となるでしょう。ぜひ、会計学の奥深さを探求してみてください。
 
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