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会計(Accounting)は,「ビジネスの言語(language of business)」と呼ばれるように,企業経営を理解するためには言語としての会計数値がもつ意味を理解することが不可欠である。会計とは,企業の内部および外部の会計情報利用者が情報にもとづいて意思決定を行うことができるように,企業の経済活動を測定・伝達するプロセスと定義できる。 この講義では会計学を初めて学ぶ受講生を対象として,会計がどのように企業活動を情報として描写するのか,また情報利用者はその情報をどのように利用して自らの意思決定に活用するのか,などについて総合的に取り上げる予定である。
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1.企業会計の基礎概念(会計の種類と役割) 2.財務諸表の作成と公開(財務報告) 3.収益・費用の認識と測定(損益計算書) 4.資産・負債の評価(貸借対照表) 5.財務諸表分析の基礎 6.内部統制の基礎知識 7.管理会計の意義と原価計算制度 8.費目別計算および部門別計算の基礎知識 9.製品原価計算の基礎知識 10.業績管理会計 11.意思決定のための管理会計 12.経営戦略と管理会計
※ 3コマ×4日間の集中講義であるため、1コマあたりおおむね1回分を想定している。
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予習は特に必要ないが, 復習のために宿題(レポート)を出す。
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会計学全般に関する基礎的な理解ができた上で, 企業経営において財務会計・管理会計上の数値がなぜ経営に必要なのか, その数値を使ってどう経営判断に役立てるか自分の考えをまとめることを最終目標とする。
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会計学全般(簿記、財務会計、財務諸表分析、原価計算、管理会計)に関する基礎的な理解ができることを履修目標とする。なお, これらは会計学関係の科目を理解していくうえでの不可欠な知識となる。
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成績は, 講義4日間すべて出席することを前提とし, レポート(80%), 授業中の建設的なコメント(20%)として総合的に評価する。やむを得ない事情で欠席した場合には, その講義内容に相当するレポート課題の提出を求める。
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【成績評価の基準表】
秀(S) | 優(A) | 良(B) | 可(C) | 不可(F) |
履修目標を越えたレベルを達成している | 履修目標を達成している | 履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している | 到達目標を達成している | 到達目標を達成できていない |
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履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
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まず, 会計学の意義と体系を理解した後に, 経済活動を会計数値に変換する手法についての基本的な内容を概説する。その後, 財務会計分野、財務諸表分析および管理会計分野について解説していく。なお, 授業は基本的に担当教員によるレクチャーの後, 練習問題等を解くことにより受講生の理解向上を目指す。したがって授業の際には電卓を持参すること。
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9784502489914
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財務諸表分析
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桜井, 久勝, 1952-,桜井久勝 著
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中央経済社
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2024.3
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【履修条件】特にないが,この講義は会計学を初めて学ぶ人を対象とする点に留意されたい。 【関連科目】管理会計,財務会計,国際会計など
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財務会計(financial accounting), 管理会計(management accounting), 原価計算(cost accounting), 財務諸表分析(financial statement analysis), 内部統制(internal control)
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