タイトル
時間割コード:RC00002 日本語シラバス 英語
都市の地盤防災と地盤環境[Geotechnical and Geo-environmental Engineering in Urban Area]
 
担当教員
崔 瑛[CUI YING]
開講学部等 都市イノベーション学府 対象年次 1〜2 単位数 2 使用言語 日本語
開講時期 春学期 開講曜限   クラス 都市の地盤防災と地盤環境
授業形態 授業形態(詳細) 授業方法
特記事項  
ナンバリングコード 実務経験のある教員による授業
授業の目的  
都市の多くは平坦な沖積平野に立地し,その表層地盤は軟弱である。中には背後に山地を控え、地震断層に沿うように発達した都市もある。急激な人口増加や社会の変化に対応するために,埋立て・造成による地形改変,河川の改修・付替え・暗渠化,地下水、ガスの汲み上げ,管路の埋設やトンネル・地下街・各種の産業インフラの建設,廃棄物の処分・投棄などの行為が表層地盤に対して行われてきた。ゼロメートル地帯に象徴される自然災害への脆弱性,工場跡地の土壌汚染,進まない廃棄物処分施設の建設など,大都市に特有な地盤工学的な課題が多い。これらの課題やそれに関わる研究・技術開発について学習する。
 
授業計画
(項目説明)授業全体のスケジュールを示しています。学修計画を立てる際の参考にしてください。
 
1. オリエンテーション
2. 河川と平地地形の変遷(1. 侵食・運搬・堆積作用,デルタ,沖積地盤の形成,人工地盤)
3. トンネル掘削で顕在化した平地の課題1
4. トンネル掘削で顕在化した平地の課題2
5. 変形する地盤と輻輳する地下構造物
6. シンクホール
7. 地盤と水環境 1(地下水)
8. 地盤と水環境 2(下水)
9. 廃棄物と対策
10. 都市背後の山地(付加体と火山)
11. 斜面災害の実際(ゆっくりした斜面変形と社会基盤施設)
12. 斜面災害の実際(急激な斜面崩壊と社会基盤施設)
13. トンネル掘削で顕在化した山地の課題1
14. トンネル掘削で顕在化した山地の課題2
15. 地盤データの集約と活用
16. 定期試験
 
授業時間外の学修内容
(項目説明)授業全体を通して授業前に予習すべき内容、授業後に復習すべき内容を示しています。単位は、授業時間前後の予習復習を含めて認定されます。
 
必要に応じて指定する関連論文・報告、関連ウェブサイトの予習・復習がある。
 
履修目標
(項目説明)授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標です。より高度な内容は自主的な学修で身につけることを必要としています。
 
地球工学的な観点に基づいて都市の地盤防災と地盤環境の問題について理解を深めるとともに、これらに対応する最先端の技術やその考え方を評価できる。
 
到達目標
(項目説明)授業を履修する人が最低限身につける内容を示す目標です。履修目標を達成するには、さらなる学修を必要としている段階です。
 
地球工学的な観点に基づいて都市の地盤防災と地盤環境の問題について説明できる。
 
成績評価の方法
(項目説明)成績評価の方法と評価の配分を示しています。
 
小テストとレポート1/2,最終試験1/2
 
成績評価の基準 -ルーブリック-
(項目説明)授業別ルーブリックでは評価の項目と、成績評価の基準との関係性を確認できます。(表示されない場合もあります。)
 
【成績評価の基準表】
秀(S)優(A)良(B)可(C)不可(F)
履修目標を越えたレベルを達成している履修目標を達成している履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している到達目標を達成している到達目標を達成できていない
履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
【授業別ルーブリック】
評価項目評価基準
期待している以上である十分に満足できる(履修目標)やや努力を要する努力を要する(到達目標)相当の努力を要する
平地での課題平地での課題について理解を深めるとともに、これらに対応する最先端の技術をもとに新たな考えを提示できる。平地での課題について理解を深めるとともに、これらに対応する技術をもとに必要な対応を検討できる。平地での課題について理解を深めるとともに、これらに対応する技術やその考え方をある程度評価できる。平地での課題について説明できる。平地での課題について十分説明できない。
地盤と水環境地盤と水環境の課題について理解を深めるとともに、これらに対応する最先端の技術をもとに新たな考えを提示できる。地盤と水環境の課題について理解を深めるとともに、これらに対応する技術をもとに必要な対応を検討できる。地盤と水環境の課題について理解を深めるとともに、これらに対応する技術やその考え方をある程度評価できる。地盤と水環境の課題について説明できる地盤と水環境の課題について十分説明できない
都市背後の山地の課題都市背後の山地での課題について理解を深めるとともに、これらに対応する最先端の技術をもとに新たな考えを提示できる。都市背後の山地での課題について理解を深めるとともに、これらに対応する技術をもとに必要な対応を検討できる。都市背後の山地での課題について理解を深めるとともに、これらに対応する技術やその考え方をある程度評価できる。都市背後の山地での課題について説明できる。都市背後の山地での課題について十分説明できない。
 
授業の方法
(項目説明)教員が授業をどのように進めるのか、課題提出などの情報もあわせて示しています。
 
講義は英語で行なう。
各章の後に,関連する事項について演習課題(レポート,スピーチ,デスカッション)を行なう。
 
教科書補足  
教科書は,必要な部分を資料として配布するので,購入する必要はない。
 
参考書補足  
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履修条件および関連科目
(項目説明)この授業を履修するにあたってあらかじめ履修が必要な授業,並行して履修することによって学修効果を高める授業などを示しています。
 
応用地質学,土質力学,地盤工学,地盤環境工学の基礎的な内容を理解していることが望ましい。
 
キーワード  
地盤工学(geotechnical engineering),地盤防災(geo-hazard),地盤環境(geo-environmental engineering),応用地質(engineering geology)
 
参照ホームページ  
http://www.cvg.ynu.ac.jp/G3/YingCui/index.html
 
ホームページ  
http://www.cvg.ynu.ac.jp/G3/YingCui/index.html
 
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