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今日、多くの経営組織が経営環境の流動化や不確実性の増大といった外部環境の変化に直面している。こうした状況下で組織が長期的に存続するためには、組織内部の硬直化を克服し、変化に対し柔軟に適応できる組織能力が必須である。それでは、柔軟な適応能力を生む組織マネジメントのあり方とはいかなるものだろうか。これが本授業の基本的な問題意識である。 そこで、本授業では組織マネジメントの理解を深めるための手順として、まず外部環境との関係のなかで組織の捉え方を学ぶ。そのうえで、外部環境や経営戦略などが組織の設計と運営にいかに影響するか学習する。また、外部環境の要因だけではなく、組織の内部要因にも注目し、それらの諸要因が組織の長期的な成長にもたらす影響について考察する。 さらに組織内の個人の行動や心理的側面に焦点を定め、個人や集団が組織のパフォーマンスに及ぼす影響について学習し、組織と個人の関係について考察するなかで、授業全体を通して、組織に柔軟な適応能力をもたらす組織マネジメントのあり方について考察する。
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1.ガイダンス 2.古典的組織管理論① 3.古典的組織管理論② 4.組織における人間関係とモチベーション① 5.組織における人間関係とモチベーション② 6.近代組織論 7.組織における意思決定 8.パワーと組織内政治 9.集団力学(グループ・ダイナミクス) 10.組織構造 11.組織構造のダイナミクス 12.組織文化 13.組織変革の捉え方 14.組織変革の進め方 15.組織のパラドックス 16.期末テスト
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授業で扱った主要な概念について授業後に各自で確認すること。 理解度確認のための中間テストの出題内容を各自で復習すること。
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・組織マネジメント特論で扱われる応用的な概念を論理的に説明できる。 ・組織マネジメント特論の応用的な理論を用いて複雑な企業行動を論理的に説明できる。
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・組織マネジメント特論で扱われる基本的な概念を説明できる。 ・組織マネジメント特論の基本的な理論を用いて企業行動を説明できる。
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評価における観点: 授業及びテキストの内容を正しく理解できているかどうか。 理解度確認のための中間テスト30%、期末テスト70%で成績評価を行う。
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【成績評価の基準表】
秀(S) | 優(A) | 良(B) | 可(C) | 不可(F) |
履修目標を越えたレベルを達成している | 履修目標を達成している | 履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している | 到達目標を達成している | 到達目標を達成できていない |
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履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
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【授業別ルーブリック】
評価項目 | 評価基準 |
期待している以上である | 十分に満足できる(履修目標) | やや努力を要する | 努力を要する(到達目標) | 相当の努力を要する |
概念を説明できる能力 | 経営組織論で扱われる応用的な概念を論理的かつ批判的に説明できる。 | 経営組織論で扱われる応用的な概念を論理的に説明できる。 | 経営組織論で扱われる基本的な概念を論理的に説明できる。 | 経営組織論で扱われる基本的な概念を説明できる。 | 経営組織論で扱われる基本的な概念を説明できない。 |
概念を現実の企業行動に適用できる能力 | 経営組織論の応用的な理論を用いて複雑な企業行動を論理的に予測できる。 | 経営組織論の応用的な理論を用いて複雑な企業行動を論理的に説明できる。 | 経営組織論の基本的な理論を用いて企業行動を論理的に説明できる。 | 経営組織論の基本的な理論を用いて企業行動を説明できる。 | 経営組織論の基本的な理論を用いて企業行動を説明できない。 |
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・この授業は、授業支援システムを利用した遠隔方式で行う。
・教員は、毎回の授業内容に関する資料教材などを毎週火曜2限の開始時刻までに授業支援システムにアップロードする。
・学生は、毎回の授業に関する資料教材を授業支援システムから各自ダウンロードすること。
・具体的な授業の進め方、課題レポートの提出方法などについては、この授業の開講日までに授業支援システムに「共通教材」としてアップロードされるPDFファイル「ガイダンス資料_組織マネジメント特論」を必ず参照すること。
・授業について教員に質問がある場合は、授業支援システムの「Q&A」を利用すること。
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9784502326615
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経営組織
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安藤史江, 稲水伸行, 西脇暢子, 山岡徹 著,安藤, 史江, 1972-,稲水, 伸行, 1980-,西脇, 暢子,
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中央経済社
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2019
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より理解を深めるための自習用として活用してください。
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経営学を学ぶ学生は、ややもすると経営の実務面ばかりに強い興味を持ちがちですが、実務は就職してから嫌というほど経験できます。一方、就職してからは日々の実務に追われて体系的な経営理論の学習に割く時間もエネルギーもなかなか確保できません。「学生時代にもっときちんと経営学を勉強しておけば良かった」と後悔している実務家は非常に多いのです。学生時代の「今」しかできないことは何なのか。単位取得のためよりも自分への先行投資の意識を持って授業や演習に取り組みましょう。
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