タイトル
時間割コード:PB23006 日本語シラバス 英語
経営シミュレーション特論[Study on Business Modeling and Simulation]
 
担当教員
田名部 元成, 倉田 久[TANABU MOTONARI, KURATA HISASHI]
開講学部等 国際社会科学府 対象年次 1〜2 単位数 2 使用言語 英語
開講時期 秋学期 開講曜限   クラス 経営シミュレーション特論
授業形態 授業形態(詳細) 授業方法
特記事項  
ナンバリングコード 実務経験のある教員による授業
授業の目的  
経営上の問題解決に対する計算論的アプローチとゲーミングアプローチに関する知識とスキルを獲得する。関心対象の市場や企業の構造をモデル化し、そのモデルをコンピュータ上に実装し動作させる、あるいは、モデルをゲームとして実装して、人間にプレイさせることによって、量的・質的データを収集し、そのデータの分析を通じて、対象システムへの理解を深めるとともに対象システムに対する望ましい働きかけの方法を獲得する。前半では、ビジネスゲーム、データ分析手法、ビジネスモデリング、コンピュータシミュレーションに関する基礎的な知識とスキルの獲得を目的とし、後半では、ビジネスゲームの設計、実装、評価、およびプロジェクト管理に関する知識とスキルの獲得を目的とする。              
 
授業計画
(項目説明)授業全体のスケジュールを示しています。学修計画を立てる際の参考にしてください。
 
1. イントロダクション、ビジネスシミュレーションの概念と方法(講義)
2. ビジネスゲーム体験(演習)
3. ビジネスゲーム結果分析(演習)と振り返り(発表)
4. コンピュータを用いたゲーム実施データの分析手法(講義)、データ分析(演習)
5. ビジネスのモデル化(講義)、ビジネスモデリング(演習)
6. コンピュータベースのビジネスシミュレーション(講義)、シミュレーション実装(演習)
7. ビジネスシミュレーションの実装(演習)
8. 中間試験、構築したビジネスシミュレーションについての発表
9. ゲーミングを用いたビジネスシミュレーション(講義)、ゲームの企画(演習)
10. ゲームのためのビジネスモデリング(演習)
11. 作成中のゲームの実施による相互レビュー1(演習)
12. ゲーム構築プロジェクト計画書の再検討、ゲームのためのビジネスモデリング(演習)
13. 作成中のゲームの実施による相互レビュー2(演習)
14. 構築したゲームのデータに基づく分析(演習)
15. ゲーム構築プロジェクト成果報告(発表)、全体総括(講義)
 
授業時間外の学修内容
(項目説明)授業全体を通して授業前に予習すべき内容、授業後に復習すべき内容を示しています。単位は、授業時間前後の予習復習を含めて認定されます。
 
データ分析、モデル実装、モデル分析、発表資料の作成に関する課題に取り組む。これらの課題は、学習者にビジネス分析に対する方法論への深い理解を与える。
 
履修目標
(項目説明)授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標です。より高度な内容は自主的な学修で身につけることを必要としています。
 
1. 関心対象の市場や企業の構造をモデル化し、それにもとづいてコンピュータシミュレーションを行うことができ、その結果を解釈することができる。
2. 関心対象の市場や企業の構造をモデル化し、それにもとづいてビジネスゲームを構築してゲーミングシミュレーションを行うことができ、その結果を解釈することができる。
3. ビジネスシミュレーションを用いた対象システムに対する望ましい働きかけの方法を理解し、目的に応じた適切な方法の選択ができ、その理由を他者に説明することができる。
 
到達目標
(項目説明)授業を履修する人が最低限身につける内容を示す目標です。履修目標を達成するには、さらなる学修を必要としている段階です。
 
1. 関心対象の市場や企業の構造をモデル化し、それにもとづいてコンピュータシミュレーションを行う方法について説明ができる。
2. 関心対象の市場や企業の構造をモデル化し、それにもとづいてビジネスゲームを構築してゲーミングシミュレーションを行う方法について説明ができる。
3. ビジネスシミュレーションを用いた対象システムに対する望ましい働きかけの方法を理解し、それを他者に説明することができる。
 
成績評価の方法
(項目説明)成績評価の方法と評価の配分を示しています。
 
授業への参加(ゲーム、グループ討議、モデリング)(30%)、トピックごとの演習課題(30%)、分析結果発表(10%)、最終レポート課題(30%)
 
成績評価の基準 -ルーブリック-
(項目説明)授業別ルーブリックでは評価の項目と、成績評価の基準との関係性を確認できます。(表示されない場合もあります。)
 
【成績評価の基準表】
秀(S)優(A)良(B)可(C)不可(F)
履修目標を越えたレベルを達成している履修目標を達成している履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している到達目標を達成している到達目標を達成できていない
履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
【授業別ルーブリック】
評価項目評価基準
期待している以上である十分に満足できる(履修目標)やや努力を要する努力を要する(到達目標)相当の努力を要する
コンピュータシミュレーション関心対象の市場や企業の構造をモデル化し、それにもとづいて適切な方法を選択してコンピュータシミュレーションを行うことができ、その結果を豊富に解釈することができる。関心対象の市場や企業の構造をモデル化し、それにもとづいてコンピュータシミュレーションを行うことができ、その結果を解釈することができる。関心対象の市場や企業の構造をモデル化し、それにもとづいてコンピュータシミュレーションを行うことがでる。関心対象の市場や企業の構造をモデル化し、それにもとづいてコンピュータシミュレーションを行う方法について説明ができる。関心対象の市場や企業の構造をモデル化し、それにもとづいてコンピュータシミュレーションを行う方法について説明ができない。
ゲーミングシミュレーション経営学の知識を基に、関心対象の市場や企業の構造をモデル化し、それにもとづいてビジネスゲームを構築してゲーミングシミュレーションを行うことができ、その結果を豊富に解釈することができる。関心対象の市場や企業の構造をモデル化し、それにもとづいてビジネスゲームを構築してゲーミングシミュレーションを行うことができ、その結果を解釈することができる。関心対象の市場や企業の構造をモデル化し、それにもとづいてビジネスゲームを構築してゲーミングシミュレーションを行うことができる。関心対象の市場や企業の構造をモデル化し、それにもとづいてビジネスゲームを構築してゲーミングシミュレーションを行う方法について説明ができる。関心対象の市場や企業の構造をモデル化し、それにもとづいてビジネスゲームを構築してゲーミングシミュレーションを行う方法について説明ができない。
ビジネスシミュレーションビジネスシミュレーションを用いた対象システムに対する望ましい働きかけの方法とその特徴を理解し、目的に応じた適切な方法の選択ができ、その理由を他者に説得性を持って説明することができる。ビジネスシミュレーションを用いた対象システムに対する望ましい働きかけの方法を理解し、目的に応じた適切な方法の選択ができ、その理由を他者に説明することができる。ビジネスシミュレーションを用いた対象システムに対する望ましい働きかけの方法と特徴を理解し、それを他者に説明することができる。ビジネスシミュレーションを用いた対象システムに対する望ましい働きかけの方法を理解し、それを他者に説明することができる。ビジネスシミュレーションを用いた対象システムに対する望ましい働きかけの方法を理解できない。
 
授業の方法
(項目説明)教員が授業をどのように進めるのか、課題提出などの情報もあわせて示しています。
 
全体を通じてグループで各種の作業(ゲームプレイ、データ分析、モデリング、モデル分析、ゲームレビュー、分析結果の発表資料作成など)を行う。トピックごとに演習課題、および振り返り課題を課す。最終試験は行わないが、最終課題レポートを課す。コンピュータを用いた演習では、MS-Excel, Jupyter notebook (Python)などを用いる。

授業は、Zoomを使って行う。詳しい情報は授業支援システムで案内する。
 
教科書補足  
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キーワード  
ビジネスモデリング(Business Modeling),ビジネスシミュレーション(Business Simulation),ゲーミングシミュレーション(Gaming Simulation), コンピュータシミュレーション(Computer Simulation)
 
教員からの一言  
単位を取るためだけに授業を受けるのは貴重な時間を無駄にすることになります。自分が履修している、あるいは履修する授業について、積極的に意義を見出しましょう。その精神的活動が学生生活を充実させることにつながると思います。
 
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