タイトル
時間割コード:PB50005 日本語シラバス 英語
戦略マネジメント[Applied Strategic Management]
 
担当教員
高井 文子[TAKAI AYAKO]
開講学部等 国際社会科学府 対象年次   単位数 2 使用言語 日本語
開講時期 秋学期 開講曜限   クラス 戦略マネジメント
授業形態 授業形態(詳細) 授業方法
特記事項  
ナンバリングコード 実務経験のある教員による授業
授業の目的  
経営戦略とは、「企業が実現したいと考える目標と、それを実現させるために何をどのようにするのかという道筋を示す、基本的な構想や指針」のことを意味する。この授業では、「理論」の学習と「事例」での確認を通じて経営戦略の本質を理解することで、経営戦略を自ら構築し実践し、「戦略マネジメント」を成功させていくうえで必要な能力を養っていくことを目的とする。
 
授業計画
(項目説明)授業全体のスケジュールを示しています。学修計画を立てる際の参考にしてください。
 
1.ガイダンス
2.戦略策定
3.業界の構造分析と戦略グループ
4.差別化戦略
5.コストリーダーシップ
6.戦略ポジションと戦略
7.RBVの戦略
8.多角化戦略
9.垂直統合・ビジネスシステム
10.戦略的思考と分析の技法
11.経営戦略分析の報告①
12.経営戦略分析の報告②
 
授業時間外の学修内容
(項目説明)授業全体を通して授業前に予習すべき内容、授業後に復習すべき内容を示しています。単位は、授業時間前後の予習復習を含めて認定されます。
 
履修者はあらかじめ事前課題(テキスト、ケース、論文・学術書)をよく読み込んだ上で、各回に課される課題を提出することが求められる。
また履修者には、企業を選び、その企業を対象として授業の中で学んだ理論や概念、フレームワーク等を用いて分析したものをまとめ、最終レポートとして提出することが求められる。詳細については、ガイダンス時に説明する。
 
履修目標
(項目説明)授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標です。より高度な内容は自主的な学修で身につけることを必要としています。
 
・経営戦略論に関わる基本的かつ重要な理論、概念やフレームワーク、知識等をしっかりと理解し、他者に説明することができる。
・経営戦略論で学んだことをもとに、現実の企業の戦略マネジメントを分析・考察し、わかりやすく明確に説明できるだけの能力ならびにスキルを身につけ、実際に行うことができる。
 
到達目標
(項目説明)授業を履修する人が最低限身につける内容を示す目標です。履修目標を達成するには、さらなる学修を必要としている段階です。
 
・経営戦略論に関わる基本的かつ重要な理論、概念やフレームワーク、知識等を理解できる。
・経営戦略論で学んだことをもとに、現実の企業の戦略マネジメントを分析・考察できる。
 
成績評価の方法
(項目説明)成績評価の方法と評価の配分を示しています。
 
毎回のレポート(40%)、授業への貢献(30%)、最終レポート(30%)
 
成績評価の基準 -ルーブリック-
(項目説明)授業別ルーブリックでは評価の項目と、成績評価の基準との関係性を確認できます。(表示されない場合もあります。)
 
【成績評価の基準表】
秀(S)優(A)良(B)可(C)不可(F)
履修目標を越えたレベルを達成している履修目標を達成している履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している到達目標を達成している到達目標を達成できていない
履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
【授業別ルーブリック】
評価項目評価基準
期待している以上である十分に満足できる(履修目標)やや努力を要する努力を要する(到達目標)相当の努力を要する
経営戦略論の理解授業で扱わない理論、概念やフレームワーク、知識等をしっかりと理解し、他者に説明することができる。基本的かつ重要な理論、概念やフレームワーク、知識等をしっかりと理解し、他者に説明することができる。基本的かつ重要な理論、概念やフレームワーク、知識等をある程度理解し、他者に説明することができる。基本的かつ重要な理論、概念やフレームワーク、知識等を理解できる。基本的かつ重要な理論、概念やフレームワーク、知識等が理解できない
経営戦略の現実への適応-現実の企業の戦略マネジメントを分析・考察し、わかりやすく明確に説明できるだけの能力ならびにスキルを身につけ、実際に行うことができる。現実の企業の戦略マネジメントを分析・考察し、わかりやすく明確に説明できるだけの能力ならびにスキルを身につけ、ある程度行うことができる。経営戦略論で学んだことをもとに、現実の企業の戦略マネジメントを分析・考察できる。経営戦略論で学んだことをもとに、現実の企業の戦略マネジメントを分析・考察できない。
 
授業の方法
(項目説明)教員が授業をどのように進めるのか、課題提出などの情報もあわせて示しています。
 
今年度は、授業支援システムならびにZoomを用いた遠隔方式で行う。
授業支援システムの「お知らせ発信」機能を使って、諸々の連絡を行うので、履修希望者は授業支援システムでこの授業の履修を事前に登録すること。
詳しくは、初回の授業にて説明を行うので、履修希望者はできる限り初回の授業に参加すること。

この授業は、教員による講義、ならびにクラス討議・ケースディスカッションによって授業を行う。教員による講義もいわゆる双方向で行い、各回の内容に沿って事前に出された課題についてクラス討議が重要な位置を占める。授業の後半では内容に沿った事例をもとに、ケースディスカッションを行う。
なお、最終報告として、授業の内容をもとにした任意の企業の戦略分析を行い、授業でのプレゼンテーションならびに分析報告書の提出が義務づけられる。
 
教科書  
教科書1 ISBN 9784478374528
書名 企業戦略論
著者名 ジェイ B. バーニー著, 出版社 ダイヤモンド社 出版年 12月3日
教科書2 ISBN 9784478374535
書名 企業戦略論 : 競争優位の構築と持続
著者名 ジェイ・B.バーニー 著,岡田正大 訳, 出版社 ダイヤモンド社 出版年 2003
教科書3 ISBN 9784478374535
書名 企業戦略論 : 競争優位の構築と持続
著者名 ジェイ・B.バーニー 著,岡田正大 訳, 出版社 ダイヤモンド社 出版年 2003
 
教科書補足  
各巻とも、一部の章のみを扱う。教科書の使用方法などについては、適宜指示する。
 
参考書  
参考書1 ISBN 9784478200506
書名 競争戦略論
著者名 マイケル・E・ポーター著, 出版社 ダイヤモンド社 出版年 1999
参考書2 ISBN 9784478200506
書名 競争戦略論
著者名 マイケル・E.ポーター 著,竹内弘高 訳, 出版社 ダイヤモンド社 出版年 1999
参考書3 ISBN 9784532134266
書名 経営戦略の論理 : ダイナミック適合と不均衡ダイナミズム
著者名 伊丹敬之 著, 出版社 日本経済新聞出版社 出版年 2012
参考書4 ISBN 9784492533192
書名 戦略サファリ : 戦略マネジメント・コンプリートガイドブック
著者名 ヘンリー・ミンツバーグ, ブルース・アルストランド, ジョセフ・ランペル 著,齋藤嘉則 監訳, 出版社 東洋経済新報社 出版年 2013
参考書5 ISBN 9784495377014
書名 新しい戦略マネジメント
著者名 山倉健嗣著, 出版社 同文舘出版 出版年 2007
参考書6 ISBN 9784883841585
書名 コア・テキストイノベーション・マネジメント
著者名 近能善範, 高井文子 著, 出版社 新世社 出版年 2010
参考書7 ISBN 9784641165335
書名 インターネットビジネスの競争戦略 = Competitive Strategies of Internet Businesses : オンライン証券の独自性の構築メカニズムと模倣の二面性
著者名 高井文子 著,高井, 文子, 出版社 有斐閣 出版年 2018
参考書8 ISBN 4492522263
書名 一橋MBA戦略分析ケースブック
著者名 沼上幹, 加藤俊彦, 一橋MBA戦略ワークショップ 著,沼上, 幹, 1960-,加藤, 俊彦, 1967-,一橋大学, 出版社 東洋経済新報社 出版年 2020
 
参考書補足  
ケーススタディーは、有償・無償のケースを使用する予定である。どのケースを使うかについては、受講者の希望やバックグラウンドを踏まえて決定する。
 
キーワード  
競争戦略,持続的競争優位,ポジショニング・アプローチ,リソース・ベースド・ビュー,多角化戦略
 
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