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本講義は,いわゆる「マーケティング」という名で語られていることを「価値づくり」ということばに置き換えて議論します。具体的には,顧客価値を探す,定める,つくる,伝える,そして守るという5つの活動が,価値づくりを構成するものと考え,それぞれを見ていきます。この視点をとることで,技術とマーケティングの関係や企画と開発の関係,差別化と競争・顧客との関係など,周辺領域との関連が見えやすくなるとともに,顧客志向というマーケティング・コンセプトの実践につなげやすくなると考えています。
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①イントロダクション(授業の進め方,全体像の説明) ②価値づくりの原点発想―「コト発想」 ③コト発想の意義 ④価値を「探す」 ⑤コトの「不」からの価値構想―価値を「定める」 ⑥コトの「不」からの価値構想―価値を「定める」 ⑦価値を「守る」―業界リーダーの戦略 ⑧組織論的な戦略行動解釈―業界リーダーが動かない理由 ⑨組織論的な戦略行動解釈―業界リーダーが動かない理由 ⑩価値を守るための視点―3つの強みとその否定 ⑪価値を守るための視点―3つの強みとその否定 ⑫総括とクロージング
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毎回,事前課題を出すので,それが予習・復習をかねるものとなる。
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「コト発想」を各自の業務にあてはめることで,関連主体の課題(不満やニーズ)を発見し,説明することができる。 競合他社による模倣困難性が生まれるメカニズムを説明することができる。企業間競争の焦点となる「強み」の次元と内容を説明できる。
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「価値づくり」のフレームワークを理解し,他者に説明することができる。マーケティングと技術の関係,商品・技術の企画と開発の関係,差別化と競争・顧客との関係を理解し,他者に説明することができる。
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複数回のミニレポート(30%),参加状況(30%),期末レポート(40%)で評価します。
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【成績評価の基準表】
秀(S) | 優(A) | 良(B) | 可(C) | 不可(F) |
履修目標を越えたレベルを達成している | 履修目標を達成している | 履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している | 到達目標を達成している | 到達目標を達成できていない |
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履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
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【授業別ルーブリック】
評価項目 | 評価基準 |
期待している以上である | 十分に満足できる(履修目標) | やや努力を要する | 努力を要する(到達目標) | 相当の努力を要する |
授業内容の理解度 | 授業内容を越えた自主的な学修が認められる。 | 授業内容をほぼ100%理解している。 | 授業内容を70%理解している。 | 到達目標に達していることが認められる。 | 到達目標に達していることが認められない。 |
事前課題検討(予習)内容 | 自ら進んで予習範囲を越えて調べている。 | 予習範囲を十分に理解し、適確に記述できている | 指示した予習範囲に若干の逸脱・不足が見られる。 | 指示した予習範囲に相当の逸脱・不足が見られる。 | 指示した予習範囲に過度の逸脱・不足が見られる。 |
授業への参画度 | 適確な発言により、教室全体の理解向上に貢献している。 | 積極的に挙手し、発言している。 | | | |
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この授業ですが,Zoomを使ったリアルタイム授業スタイルとオンデマンドの映像配信,授業支援システムを通じたスタイル,これを混合して行うかたちで進めたいと思います。 この授業の後にも演習でリアルタイムになる場合もあり,みなさんに負担をかけることを考慮し,時折オンデマンド方式や授業支援システム方式を採り入れるという感じです。
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部活・サークル,アルバイト,いかなることでも結構なので,そこで「いかなる問題があったか」「いかなる壁に直面したか」,それに対して「いかなる取り組みをしたか」,その結果「いかなる変化が生まれたか(自分・周囲,成功・失敗含めて)」を必ず意識するとよい。また,最後の変化が失敗と評価しうる場合は,そこからさらに「なぜ失敗したか」「次はいかなる行動をとろうと考えたか」を整理すること。「課題→行動→結果」の経験を蓄積することこそ,大学時代のみならず社会人になって必須の基本能力と思われる。
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