|
|
|
|
|
|
非営利法人の会計制度を学び、それらの基礎となる会計思考を理解することが、本授業の目的である。なお、非営利法人に関わる公益認定と税制優遇についても知見を得ることを目指す。受講者は、企業会計との相違に留意して検討をしてほしい。
|
|
|
1.オリエンテーション 2.公益社団・財団法人(一般社団・財団法人)制度の変遷と会計基準 3.「公益法人会計基準」の内容と特徴 4.公益認定制度と「公益法人会計基準」 5.「社会福祉法人制度の変遷と会計基準 6.「社会福祉法人会計基準」の内容と特徴 7.学校法人制度の変遷と会計基準 8.「学校法人会計基準」 9.特定非営利活動法人(NPO法人)制度と会計基準 10.「NPO会計基準」等 11.宗教法人制度の変遷と会計基準 12.医療法人制度と会計基準 13.非営利法人に係る税制優遇 14.イギリスにおけるチャリティ制度と会計 15.アメリカにおける非営利組織体の制度と会計
|
|
|
(予習すべき内容) ・受講者は、各自が担当する項目(テーマ)について、文献を渉猟し、報告に備えること。 ・理解が不十分な会計学に係る基礎概念がある場合には、 非営利組織の会計と企業会計との相違とその原因について理解を深めるよう努力すること。 非営利組織の概念フレームワークと企業会計のそれとの本質的相違について検討すること。
|
|
|
・営利組織体(企業)の会計と非営利組織体の会計との相違を他者に説明できるようになること。 ・両者の相違の基盤となっている基本的会計思考の相違を他者に説明できるようになること。 ・非営利組織体特有の会計処理問題について、自らの見解を示すことができるようになること。
|
|
|
・営利組織体(企業)の会計と非営利組織体(非営利法人)の会計との相違を理解すること。 ・両者の相違の基盤となっている基本的会計思考の相違を説明できること。 ・非営利組織体(非営利法人)特有の会計処理問題について、説明ができること。
|
|
|
授業への参加(出席・報告・質疑応答への参加等を含む)(約70%)と、レポートにより評価(約30%)する。
|
|
|
【成績評価の基準表】
秀(S) | 優(A) | 良(B) | 可(C) | 不可(F) |
履修目標を越えたレベルを達成している | 履修目標を達成している | 履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している | 到達目標を達成している | 到達目標を達成できていない |
|
履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
|
|
【授業別ルーブリック】
評価項目 | 評価基準 |
期待している以上である | 十分に満足できる(履修目標) | やや努力を要する | 努力を要する(到達目標) | 相当の努力を要する |
理解度 | 授業内容を越えた自主的な学修が認められる。 | 授業内容をほぼ100%理解している。 | 到達目標は理解しているが、授業内容に不足がある。 | 到達目標に達していることが認められる。 | 到達目標に達していない。 |
課題解法能力 | 解法が分からない他人にアドバイスができる。 | 何も参照せずに独自の能力で課題を解くことができる。 | 参考書などを参考にすれば、独自で課題を解くことができる。 | 他人のアドバイスがあれば課題を解くことができる。 | 他人のアドバイスがあっても自発的に課題を解くことができない。 |
|
|
|
Zoomを利用した同時双方向(リアルタイム)方式による遠隔(リモート)授業による。 ZoomのURL等については、授業支援システムを通じて受講者に連絡する。 また各非営利法人に係る会計基準等は、購入やネット上から各自ダウンロード等して入手すること。 授業は、基本的に上述のスケジュールに従って、授業参加者による報告、その後の質疑応答等を通して、授業の目的を達成するものとする。報告に際しては、提示の参考書等を参考にして、自らがまとめて報告を行うこと。
|
|
|
|
参考文献や各種検索ソフトが図書館等にて利用できるので、それらを十分に利用すること。それらが不十分な場合は、図書館等に改善を要求すること。
|
|
|
|
|
9784502193101
|
|
非営利組織体の会計
|
|
杉山学, 鈴木豊 編著,
|
|
中央経済社
|
|
2002
|
|
|
|
|
|
9784754726478
|
|
非営利法人の税務と会計
|
|
中田ちず子 編著,中田公認会計士事務所, 中田ビジネスコンサルティング 監修,中田, ちず子, 1956-,古瀬, 裕子,廣野, 琢,大橋, みどり,中田公認会計士事務所,中田ビジネスコンサルティング,
|
|
大蔵財務協会
|
|
2019
|
|
|
|
|
9784904901809
|
|
非営利法人会計税務便覧
|
|
日本公認会計士協会東京会 編,日本公認会計士協会,
|
|
日本公認会計士協会出版局
|
|
2018
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
参考文献や各種検索ソフトが図書館等にて利用できるので、それらを十分に利用すること。それらが不十分な場合は、図書館等に改善を要求すること。
|
|
|
履修条件:会計に関する基礎的知識を有していること。 履修することが望ましい他の授業:会計関連の授業
|
|
|
価値観の多様性、ミッション、非営利目的、無償の財・サービスの授受、公益認定
|
|
|
将来、その活動範囲や量、そこに関わって働く人の数が増大することが想定されているため、非営利法人の社会的重要性は一層高まってきています。是非とも関心もをもってもらいたい会計の分野です。
|
|
|
|
|
|
|
すぐに役に立つことはすぐに役に立たなくなるので、大学時代は時間を掛けなければ得られない思考能力を培ってください。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|