タイトル
時間割コード:PB52001 日本語シラバス 英語
組織変革[Change Management]
 
担当教員
山岡 徹[YAMAOKA TORU]
開講学部等 国際社会科学府 対象年次   単位数 2 使用言語 日本語
開講時期 春学期 開講曜限   クラス 組織変革
授業形態 遠隔 授業形態(詳細) 同時双方向 授業方法 講義
特記事項  
ナンバリングコード 実務経験のある教員による授業
授業の目的  
 本講義では、特に組織変革のマネジメントに焦点を定め、組織変革に関わる経営学的課題を、理論的視点と実務的視点の両面から考察し議論することを授業目的とする。
 具体的には、組織変革をリードする経営トップおよびミドルマネジャーが果たすべき役割や両者の関わりについて変革リーダーシップの観点から考察するとともに、組織変革に従事する組織メンバーの行動や心理について議論する。
 
授業計画
(項目説明)授業全体のスケジュールを示しています。学修計画を立てる際の参考にしてください。
 
1. ガイダンス: 授業の進め方などの説明
2. 組織における現状満足と危機意識①:事例教材を用いたクラス討議
3. 組織における現状満足と危機意識②:一般的な論点を中心としたクラス討議
4. 変革チームの編成と運営①:事例教材を用いたクラス討議
5. 変革チームの編成と運営②:一般的な論点を中心としたクラス討議
6. 変革の意図や目標の共有①:事例教材を用いたクラス討議
7. 変革の意図や目標の共有②:一般的な論点を中心としたクラス討議
8. 変革を実行させるために:事例教材を用いたクラス討議
9. 短期的な成果を上げる:一般的な論点を中心としたクラス討議
10.変革の成果を組織全体に波及させる:一般的な論点を中心としたクラス討議
11.変革を強力に推進するリーダーシップとその副作用:一般的な論点を中心としたクラス討議
12.学びと気づきの振り返り
 
授業時間外の学修内容
(項目説明)授業全体を通して授業前に予習すべき内容、授業後に復習すべき内容を示しています。単位は、授業時間前後の予習復習を含めて認定されます。
 
予習:次回の授業で扱う経営事例や論点を通読し、課された設問に関するレポートを作成する。
復習:授業で扱ったテーマについて、各自で振り返りを行う。
 
履修目標
(項目説明)授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標です。より高度な内容は自主的な学修で身につけることを必要としています。
 
・組織変革を推進するにあたり、変革プロセスで変革リーダーが直面する体系的な課題と克服方法を理解できる。
・組織変革の効果的な推進方法について、独自の視点から説明、提言できる。
 
到達目標
(項目説明)授業を履修する人が最低限身につける内容を示す目標です。履修目標を達成するには、さらなる学修を必要としている段階です。
 
・組織変革を推進するにあたり、変革プロセスで変革リーダーが直面する基本的な課題を理解できる。
・組織変革の効果的な推進方法について説明できる。
 
成績評価の方法
(項目説明)成績評価の方法と評価の配分を示しています。
 
・毎回のレポート提出(70%)、ディスカッションへの参加状況(30%)
・レポート評価に関しては、事前配付の経営ケースの内容および提示された設問を踏まえているか、多面的な視点から十分に検討された内容かどうか、などの観点から評価する。
・ディスカッションに関しては、新たな視点の提示などによって討議の活性化に貢献できたか、また討議の文脈を無視した発言をしていないか、などの観点から評価する。
 
成績評価の基準 -ルーブリック-
(項目説明)授業別ルーブリックでは評価の項目と、成績評価の基準との関係性を確認できます。(表示されない場合もあります。)
 
【成績評価の基準表】
秀(S)優(A)良(B)可(C)不可(F)
履修目標を越えたレベルを達成している履修目標を達成している履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している到達目標を達成している到達目標を達成できていない
履修目標:授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標
到達目標:授業において最低限学生が身につける内容を示す目標
【授業別ルーブリック】
評価項目評価基準
期待している以上である十分に満足できる(履修目標)やや努力を要する努力を要する(到達目標)相当の努力を要する
組織変革の課題と克服に関する理解組織変革を推進するにあたり、変革プロセスで変革リーダーが直面する体系的な課題と克服方法、それらの限界や副作用を多面的に理解できる。組織変革を推進するにあたり、変革プロセスで変革リーダーが直面する体系的な課題と克服方法を理解できる。組織変革を推進するにあたり、変革プロセスで変革リーダーが直面する基本的な課題と克服方法を理解できる。組織変革を推進するにあたり、変革プロセスで変革リーダーが直面する基本的な課題を理解できる。組織変革を推進するにあたり、変革プロセスで変革リーダーが直面する基本的な課題を理解できない。
組織変革の推進方法に関する提言能力組織変革の効果的な推進方法と限界について、独自の視点から多面的に説明、提言できる。組織変革の効果的な推進方法について、独自の視点から説明、提言できる。組織変革の効果的な推進方法について、独自の視点から説明できる。組織変革の効果的な推進方法について説明できる。組織変革の効果的な推進について説明できない。
 
授業の方法
(項目説明)教員が授業をどのように進めるのか、課題提出などの情報もあわせて示しています。
 
この授業は、授業支援システムとウェブ会議システムZOOMを用いた遠隔方式で行う。

<★重要>授業支援システムの「お知らせ発信」機能をつかって、ZOOMミーティングへの招待メールを事前に送るので、履修希望者は授業支援システムでこの授業の履修を事前に登録すること。

具体的な授業の進め方、課題の提出方法などについては、この授業の開講日までに授業支援システムの「共通教材」にアップロードするガイダンス資料を参照すること。

(1)授業前にやること
・履修希望者は、ZOOMのアカウントを事前に各自で登録しておくこと。
・授業支援システムの「お知らせ発信」機能をつかって、ZOOMミーティングへの招待メールを事前に送るので、履修希望者は授業支援システムでこの授業の履修を事前に登録すること。
・学生は、各回の授業に関する資料教材、レポート課題などを、授業日の1週間前の日以降に授業支援システムから各自でダウンロードすること(初回の授業で使用する資料は授業当日までにアップロードします)。
・レポート課題がある場合は、設定された期日までに授業支援システムに提出すること(初回の授業で提出する課題はありません)。

(2)授業への出席
・授業はZOOMミーティングの形式で、毎週月曜日18時50分〜21時の時間帯に実施する。
・授業開始時刻の10分程度前になったら、ZOOMミーティングへの招待メールで案内したURLにアクセスすること。

(3)授業後にやること
・授業について教員に質問がある場合は、授業支援システムの「Q&A」を利用すること。
 
教科書  
教科書1 ISBN
書名 -
著者名 出版社 出版年
 
教科書補足  
-
 
参考書  
参考書1 ISBN 9784502159817
書名 変革とパラドックスの組織論 = Change and Paradox in Organizations
著者名 山岡徹 著,山岡, 徹, 1971-, 出版社 中央経済社 出版年 2015
 
参考書補足  
授業で使用することはありませんが、組織変革への理解を体系的に深めるための予習・復習用として活用してください。
 
キーワード  
組織変革(Organizational change), 変革マネジメント(Change management), リーダーシップ(Leadership)
 
教員からの一言  
経営学を学ぶ学生は、ややもすると経営の実務面ばかりに強い興味を持ちがちですが、実務は就職してから嫌というほど経験できます。一方、就職してからは日々の実務に追われて体系的な経営理論の学習に割く時間もエネルギーもなかなか確保できません。「学生時代にもっときちんと経営学を勉強しておけば良かった」と後悔している実務家は非常に多いのです。学生時代の「今」しかできないことは何なのか。単位取得のためよりも自分への先行投資の意識を持って授業や演習に取り組みましょう。
 
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